防衛大学校(國分良成学校長)は、2月27日から3月5日の間、アジア、アフリカ、欧州、オセアニア、北米、南米の21カ国から31人の士官候補生らを招き、第22回「国際士官候補生会議(ICC)」を開催した。
防大生が諸外国の士官候補生と国際情勢や安全保障について討議し、日本と各国の将来の安全保障につながる相互理解、信頼関係を促進するのが狙い。平成10年から毎年、防大が主催。
今年度のテーマは「変化する世界、変わらない信念~To be Leaders~」。防大生と士官候補生は全体討議で各国が直面している喫緊の安全保障問題について発表した。
引き続き「軍事組織におけるダイバーシティリーダーシップ」「多国籍作戦におけるリーダーシップ」「宇宙戦略における軍事的リーダーシップ」「AI時代のリーダーシップ」の4つの分科会で討議。
討議に先立ち、陸上総隊日米共同部長の野村悟陸将補が「国際舞台で求められるリーダーとしての幹部自衛官/将校」と題して英語と日本語を併用した基調講演を行った。
各国士官候補生は文化研修で浅草や鎌倉を訪れ、日本への理解を深めた。またスポーツ大会で綱引きに出場し、防大生と交流を深めた。
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