海自佐世保教育隊(司令・天沼1海佐)は4月9日、第13期一般海曹候補生課程294人(うち女性47人)と第19期自衛官候補生課程93人の入隊式を行った。桜が満開となる中、佐世保地方総監の菊地聡海将が臨席したほか、佐世保市副市長らの来賓や入隊者の家族ら約800人が参列した。
天沼司令は式辞で、「あせらず一つ一つ地道に修練を重ねながら基本を習得し、海上武人としての礎を築け。困難な時こそ仲間を思いやり、切磋琢磨して、同期のために汗を流し絆を深めよ。また教官との信頼関係を築き、絆を深めよ」と教育中の心構えを話した。
菊地総監は訓示で、「教官を信じて目の前のことに全力で取り組み、謙虚さを忘れず学んでもらいたい」と「同期との絆を大切に」の2点を要望した上で、「これから様々な困難に直面するだろうが、決して一人で乗り越えるのではない。寝食を共にし、互いに励まし合い、艱難辛苦を乗り越えた同期は生涯の財産である」と話した。入隊者は真剣に聞き入っていた。
佐世保教育隊は「スタートラインに立った入隊者たちは、将来の海上自衛隊を担う我が国の宝である。5カ月後には、立派に部隊勤務に臨める隊員となるよう職員一同全身全霊をもって教育していく」としている。
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海上自衛隊 佐世保教育隊
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