画像1: 糸数2曹、髙尾2尉が優勝|自衛隊体育学校

 第79回全日本ウエイトリフティング選手権大会・第33回全日本女子ウエイトリフティング選手権大会が、5月24日から26日の間、岩手県奥州市の江刺中央体育館で開催された。自衛隊体育学校ウエイトリフティング班から11選手が出場。糸数加奈子2陸曹(女子49キロ級)、髙尾宏明2陸尉(男子67キロ級)の2人が優勝を飾った。男女合わせて2つの階級を制覇した。昨年、IOC(国際オリンピック委員会)が東京五輪での階級区分を変更したことに伴い、今大会から新たな階級区分に移行。東京五輪を目前に控える選手たちにとって重要な試合となった。

 糸数2曹は、スナッチ2本目で自己ベストを更新する78キロに成功。3本目で80キロに成功しトップに立ち、クリーン&ジャークでは93キロを挙げ、トータル173キロで初めて優勝した。糸数2曹は「今日は調子が良かった。兄(警視庁の糸数陽一選手)から技術やメンタルなどを学んでいる。今日の優勝も自分のことのように喜んでくれた」と話した。

 一方、髙尾2尉は、スナッチで130キロ、クリーン&ジャークでは2回目で160キロを挙げ、トータル290キロで3年連続優勝(2018年62キロ級、2019年56キロ級)の快挙となった。髙尾2尉は「世界大会派遣基準を突破できたことはうれしいが、記録はまだまだ。もっと上を目指していく」と述べた。

画像2: 糸数2曹、髙尾2尉が優勝|自衛隊体育学校
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