陸自7師団（師団長・前田陸将）と東千歳駐（司令・斎藤陸将補）は5月26日、7師団創隊64周年・東千歳駐創立65周年の記念行事を行った。見学に訪れたのは地域住民ら約2万2000人。
式典で前田師団長は「我が国を取り巻くあらゆる脅威に対し、抑止力・対処力の骨幹として、戦車・火砲をはじめ重戦力を駆使する自衛隊唯一の機甲師団・在北海道の部隊として、シビリアンコントロールのもと、国民の期待に応えるべくいかなる任務も完遂させなければならない」と述べた。最後に全隊員が勝ちどきを上げた。
その後、副師団長の斎藤陸将補が指揮する観閲部隊（隊員約1300人、装甲車両約380両）が陸自最大のパレードを披露し機甲師団の威容を示した。空自千歳基地所属のF15戦闘機2機が飛行を展示したほか、陸自7音楽隊による演奏も聴衆を魅了した。
また87式自走高射機関砲や99式自走155ミリりゅう弾砲、89式装甲戦闘車、10式戦車や90式戦車の動的な展示も行われた。73戦闘団の隊員が戦車、装甲車、ヘリコプターなどを使用した実戦さながらの訓練を展示すると、観衆から歓声が上がった。
終日、ふれあい行事として戦車体験試乗をはじめ、音楽・太鼓演奏、ロープ橋体験、自衛隊装備品展示、こどもの遊び場なども行われ、来場者を楽しませた。
◆関連リンク
陸上自衛隊 第７師団
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