空自習志野分屯基地(司令・若林2空佐)は9月29日、船橋市民文化ホールで創設55周年記念コンサートを開催した。地域住民に自衛隊の音楽演奏を楽しんでもらうとともに、地域住民の支援に感謝を示すのが狙い。中空音のほか船橋、八千代両高吹奏楽部や習志野高軽音楽部の生徒が出演し、聴衆約1000人が聴き入った。
コンサートを前に若林司令は、台風15号に係る自衛隊の災害派遣活動を紹介した上で、「習志野分屯基地が55周年を迎えられるのも、地域住民の支えのおかげです。今後ともご支援、ご理解のほど、よろしくお願いします」とあいさつした。
第1部は各高生徒が演奏。生徒たちは若さあふれる演奏を披露し、拍手を浴びた。
第2部は中空音。原田3尉の指揮でアイルランド民謡などの4曲を格調高く演奏し、聴衆を魅了した。続いて中空音隊長の朽方3佐が指揮。「ライオン・キングメドレー」や「星に願いを」などのディズニー音楽を披露し、聴衆を喜ばせた。
習志野分基広報担当者は「災害派遣任務にあたっている隊員もいる中、自衛隊活動に対する住民のさらなる理解を得られたことに感謝したい。今後も住民への感謝を忘れず、首都防空の任務に邁進(まいしん)していく」と話した。
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