イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘が激化しているレバノンからの邦人退避のために派遣した航空自衛隊のC2輸送機が日本時間の10月4日午後、レバノンから邦人ら計16人を近隣のヨルダンへ輸送した。防衛省が同日発表した。

 ヨルダンで待機していた空自のC2輸送機はレバノンに移動し、邦人を含む16人が搭乗し、4日、ヨルダンに戻ってきた。16人の内訳は邦人11人、外国籍の家族1人、フランス人4人。

 木原稔前防衛相が9月27日、邦人退避実施に備えるため輸送機をヨルダンやギリシャに派遣し、待機するよう命じていた。C2は3日朝、空自美保基地(鳥取兼)を出発し、4日午前(日本時間)、ヨルダンに到着。現地情勢を分析しつつ、退避実施に向けた準備を進めていた。


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