木原稔防衛大臣は10月1日、東京・渋谷の恵比寿ガーデンプレイスタワーで、最後の会見に臨み、「さまざまな仕事をする中で、まさに現場で働く自衛隊は、この国の宝である」と感謝を述べた。石破新内閣の組閣に伴い、岸田内閣は午前に総辞職した。

 木原氏は会見で「安保3文書を早期に進めることが私に課せられた課題だった」と、この1年間を振り返った。

 さらに、在任期間中に実施した施策について、米国製巡航ミサイル「トマホーク」導入の1年前倒しや、能登半島地震の災害対応、陸海空の一元的指揮を担う「統合作戦司令部」の設置などを挙げた。その上で「私を支えてくれた全ての隊員に感謝を申し上げる。これからは立場が変わるが、私自身、自衛隊とともにあり続けたい」と強調した。

 また、次の大臣については自衛隊の不祥事に言及した上で、「防衛政策を引き続き力強く進めていくとともに、国民の信頼を取り戻すため、全力で職務に臨んでもらいたい」とエールを送った。

 木原氏はこの日、防衛イノベーション科学技術研究所のオープニングセレモニーなどに出席していた。


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