<北海道>丘珠駐(司令・三笠1陸佐)は9月8日、丘珠空港で行われた「丘珠空港:早朝♪滑走路ウォーキング&HAC格納庫見学会」に参加した。
 
丘珠駐キャラクター「たまちゃん」も参加

 イベントは、普段は立ち入ることができない丘珠空港の滑走路約1500メートルのうち半分の750メートルを歩き、HAC(北海道エアシステム)の格納庫を見学するもので、「空の日」イベントとして、丘珠空港主催で行われた。丘珠駐からは、連絡偵察機LR2、救難消防車、丘珠駐キャラクター「たまちゃん」が参加した。

画像: HACの航空機と共に展示(奥が連絡偵察機LR2と救難消防車)

HACの航空機と共に展示(奥が連絡偵察機LR2と救難消防車)

画像: 救難消防車に興味津々な参加者

救難消防車に興味津々な参加者

 イベントは、午前4時半から行われ、「たまちゃん」は、滑走路上でイベント参加者(約100人)を出迎え、イベント参加者とともに滑走路ウオーキングを行った。

 イベント参加者は、滑走路上で座ったり寝転んだりして、非日常的な時間を楽しんでいた。LR2、救難消防車は、HACの飛行機とともにHACの格納庫に展示され、滑走路ウオーキングを終えた参加者に見学してもらった。参加者は、LR2、救難消防車に興味津々の様子で、自衛官に質問したり、写真を撮影して、自衛隊への理解を深めていた。

画像: 朝日に照らされる連絡偵察機LR2

朝日に照らされる連絡偵察機LR2

 当日は、トンボの群れが飛ぶ爽やかな秋晴れで、参加者は、秋を感じながら「空の日」イベントを楽しんでいた。


◆関連リンク
陸上自衛隊 丘珠駐北部方面航空隊
https://https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/jgsdf-post/images/okadama/

<編集部より> 

 防衛日報の本日(10月1日付)2面に一風変わった2枚の写真があります。陸上自衛隊丘珠駐屯地から届いた丘珠空港(札幌飛行場)でのイベント写真です。主催したのは丘珠空港です。

 1枚はHAC(北海道エアシステム)の格納庫内で2機の航空機の奥に展示された駐屯地の連絡偵察機「LR2」と救難消防車でした。イベントとはいえ、民間機の格納庫に自衛隊の装備品?と思うところなのですが、航空部隊が主力の丘珠駐と丘珠空港は隣接し、官民共用で利用されていることから、「空」にまつわるイベントが多く開催されているという大きな特徴があるようなのです。

 防衛省などによれば、丘珠空港は防衛大臣が設置管理者で、防衛省と国土交通省が所管しており、航空交通管制や航空救難業務、滑走路の除雪など、維持運営業務は自衛隊が担っているのです。今回、丘珠駐から寄せられた報告は、丘珠空港で早朝に行われた滑走路ウオーキングとHAC格納庫見学会でした。参加者は普段は立ち入ることができない空港の滑走路を歩き、座ったり、寝転んだりして楽しみ、格納庫では民間航空機と自衛隊装備という珍しい組み合わせに興味津々だったようです。

 駐屯地、HACそれぞれの日常業務に支障がないよう、イベントのスタートは午前4時。それでも、滑走路で自由気ままに遊べるわけです。子供だけでなく大人にとっても貴重な経験となったことでしょう。空港とともに歩んでいる丘珠駐だからこそ可能となる、そんなイベントだったのではないでしょうか。

 忘れてはいけません。もう1枚の写真は駐屯地キャラクター「たまちゃん」の登場です。滑走路で参加者を待ち受ける後ろ姿がなぜか微笑ましく、こちらも紙面で採用させていただきました。

 キャラクターはどの世界でもあります。自衛隊にも地本や部隊の人気者としてイベントなどで自衛隊の㏚に大きな「任務」を果たしていますが、丘珠駐のこの「たまちゃん」、HPなどによれば名産のタマネギと飛行機をイメージしたとのこと。

 空港ではなく駐屯地のキャラクターですが、ここにも飛行機(空)は欠かせません。まさに空づくしなのでした。

他記事は防衛日報PDF版をご覧ください。

→防衛日報10月1日付PDF


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