国連南スーダン派遣団(UNMISS)の第16次司令部要員として派遣される皆川3陸佐と大沢3陸佐の2人が8月22日、防衛省で森下陸上幕僚長に出国報告を行った。皆川3佐の派遣で、UNMISS司令部に派遣されている自衛官6人中3人が女性となり、国際分野における女性自衛官の活躍が期待されている。

 皆川3佐から出国報告を受けた森下陸幕長は「陸上自衛官として日の丸を背負って活躍してほしい。現地の住民に日本は素晴らしい国であることを伝えてほしい」とエールを送った。

 また、「司令部に派遣されている自衛官の半数が女性となる」と述べた上で、皆川3佐に対して、「『WPS(女性・平和・安全保障)』の研修にも参加し、知識や技量もある。その普及活動も実施してもらいたい」と語った。

 2人は9月上旬に出国し、南スーダン・首都ジュバのUNMISS司令部で約1年にわたり勤務する。皆川3佐は施設幕僚として、司令部と各国派遣部隊との施設作業に関する連絡調整などに従事するほか、大沢3佐は情報幕僚として、現地情勢を含む情報分析などに携わる。

 国連平和維持活動(PKO)で同国の首都・シュバにあるUNMISS司令部に陸上自衛官を派遣したのは2011年11月で、現在も派遣を継続している。陸上自衛隊の施設部隊は12年から17年まで同国のインフラ整備にあたっていた。

→防衛日報8月28日付PDF


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