北千歳駐1特科団戦技競技会
射撃統制、指揮、測量、通信など訓練基盤の確立も
<北海度>北千歳駐1特科団(団長・中村陸将補)は4月14日から21日の間、北海道大演習場で令和5年度「団戦技競技会(SSM情報・射撃統制、MLRS射撃指揮、測量、有線通信、無線通信)を実施した。各班・組レベルの戦技能力の向上を図り、じ後の部隊訓練の基盤を確立するのが目的。
団外から東北方面特科隊(本部中隊、4地対艦ミサイル連隊)、6即応機動連隊、7特科連隊、5特科隊の部隊が競技会に参加し、部隊の誇りと名誉のため日々積み重ねてきた戦技能力を遺憾なく発揮した。
競技会の成績は次の通り。
◎SSM情報・射撃統制=優勝・1地対艦ミサイル連隊
◎MLRS射撃指揮=優勝・1特科群129特科大隊
◎測量=総合優勝・7特科連隊情報中隊▽特科大隊等の部=優勝・4特科群131特科大隊▽SSM連隊内中隊の部=優勝・2地対艦ミサイル連隊3中隊▽天体観測の部=優勝・301観測中隊B▽慣性測量の部=優勝・2地対艦ミサイル連隊3中隊▽トラバース測量の部=優勝・301観測中隊B
◎有線通信=優勝・1特科団本部中隊
◎無線通信=優勝・2地対艦ミサイル連隊
○優秀隊員=測量の部・4特科群131特科大隊本部管理中隊・大塚陸士長▽4特科群131特科大隊本部管理中隊・梶陸士長
無線通信の部・2地対艦ミサイル連隊本部管理中隊・澤田陸士長
<編集部より>
部隊にとって「戦技競技会」は最も重要な行事の一つです。当たり前のことですが、有事にどう迅速に、的確に作業を行えるのか、にかかってくるからです。日頃、訓練を続けてきた戦技能力をどれだけしっかりと発揮できるのか。その日の成績だけのことではないからこそ、参加した隊員たちの必死さが写真とともに伝わってきます。射撃訓練などと同様、「ザ・自衛隊」らしさがある行事なので、注目してみました。
2面トップで紹介する北千歳駐屯地1特科団の団戦技競技会では、成績も併せて報告がありました。通常は幹部以外、紙面にはほとんど登場しないので、今回は課目とともにしっかりと掲載してみました。
ほかでは、写真がよかったのが美幌駐屯地6即応機動連隊の現況確認をしたという新旅団最先任上級曹長の話題。隊員の射撃技術を後ろ手にして見つめる最先任上級曹長。見つめられる隊員…。自衛隊ならどこにでもある光景なのですが、新聞では象徴的と思えたカットの1枚を紹介しました。デジタルでじっくりとご覧ください。
続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。