【2023年3月30日(木)1面】 沖縄地本(本部長・久保陸将補)は2月15日、沖縄県八重瀬町内の具志頭小学校で行われた「職業インタビュー」に参加した。職業インタビューは、小学4年生から6年生のキャリア教育で子供に夢や希望を持たせるため、さまざまな職業を学ぶことで目的意識や学ぶ意識を向上させ、職業観を育むのが目的で、52人が参加した。
当日は、さまざまな職種(アナウンサー、警察官、保育士、サッカー選手、消防士、CA、パイロット、農家、ハンドボール選手、新聞記者、お菓子職人、自衛官)の講師を招へい。開始に先立ち各講師の自己紹介後、参加した小学生の代表から講師に対するあいさつが行われてスタートした。
自衛隊員の仕事内容、訓練‥興味津々に質問
1グループ10人で約15分間のセッションで実施。島尻分駐所長の長澤1陸尉が講師として自衛隊の説明などを話して講師が交代。同町内に所在する八重瀬分屯地から派遣された15高射特科連隊衛生科職種の石原3陸曹、甲斐3陸曹が自身の自衛隊を目指したきっかけ、やりがいや魅力、自分の職種などを説明した。
また、甲斐3陸曹は、「幼いころ、災害派遣で活躍している自衛隊員と接して、人のために役に立つ仕事をしてみたいと思い、自衛官を目指しました。沖縄では、衛生科隊員として豚コレラの災害派遣やコロナの医療派遣などに携わり、やりがいを感じて勤務しています」と話した。
この後、質問タイムへ移行。児童からは、「今まできつかったことは何ですか」「普段はどんな仕事をしていますか」「訓練は毎日しますか」「給料はいくらですか」などの質問が多数寄せられ、大盛況で終了した。
沖縄地本は「未来の沖縄を担う子供たちの健全な育成に積極的に携わりつつ、今後も『地域と自衛隊をつなぐ懸け橋』として地域社会とともに歩んでいく」としている。