学生を求めて は、明日の日本を牽引する自衛隊志願者を創出するため、一般大学に通う学生に対して各地本が行っている募集広報の様子を届ける企画です
駐屯地・基地の見学、幹部自衛官の講話、
同世代の大卒自衛官と懇談‥
インターンシップ
「現実味ある体験ができた」|福岡地本
【2023年3月23日(木)1面】 福岡地本(本部長・平松1陸佐)は2月20日から24日の間、福岡県内の大学へ通う大学生らを対象としたインターンシップを実施した。事業は、大学生が陸海空自の駐屯地・基地で職場を見学したのち、自衛官の就業体験や総合的な座学などを行う日程で、年に2回、夏と冬の大学生の休暇時期に実施している。
学生たちは、玖珠駐、海自佐世保地方総監部、空自芦屋基地を見学し、戦車、護衛艦、航空機に搭乗・試乗するとともに、将官を含む陸海空の高級幹部自衛官の講話や、同世代の大卒自衛官たちとの懇談を通じて、自衛官の活躍や生活について研修した。
また、今回は模擬就業体験として、基本教練、指測法(指などで軽易に離隔距離を概算する術)、ロープワーク、各種制服着用を体験した。
参加した学生からは、「テレビやインターネットでは感じられない、現実味のある職場体験ができました」「自衛官となった背景は十人十色であり、親近感が湧きました」などの感想が寄せられるとともに、「また、参加したい」との要望が寄せられた。
福岡地本は「さらに自衛官志願者獲得のため、引き続き事業を推進していく」としている。
日大の合同企業研究会に参加
卒業生の活躍も伝える|静岡地本
【2023年3月23日(木)1面】 静岡地本三島募集案内所(所長・松本2陸尉)は2月20日、日本大学国際関係学部三島駅北口校舎(三島市)で行われた合同企業研究会に参加した。説明会は毎年参加しており、今年度は静岡地本募集課長の橋本2陸佐が、幹部自衛官を焦点とした業界地図、幹部自衛官という職業のやりがいや魅力を説明した。
橋本2佐はまず、自己紹介の中で「防衛大学校を卒業して自衛官になりましたが、最初から国防について考えていたわけではありません。入隊してからいろいろな教育を通じて国防や自衛隊について理解を深め、その大切さを考えるようになりました。また、幹部自衛官勤務の中で、多くの教育の機会があります。自衛隊は人材育成にも力を入れている組織です。今回の研究会を通じて、少しでも興味をもっていただければと思います」と述べた。
その後、自衛隊という職業の魅力、日本を取り巻く安全保障環境、国際貢献活動、宇宙・サイバー領域などの説明を行った。
質疑応答では、「幹部候補生を受験する際、体力測定などはありますか」「自衛隊のイベントで自衛官のリュックを背負わせてもらいました。すごく重たくて、私の体力では難しいかなと思ったのですが、入隊前からそれなりの体力がないと難しいですか」といった質問が寄せられ、橋本2佐は丁寧に回答した。
また、最後に同学部出身で現在は陸自対馬警備隊で勤務している袴田3陸尉を紹介し、同じ大学の卒業生が幹部自衛官として活躍していることを伝えた。
三島所は「今後も学校との連携を深めて説明会などを行い、自衛隊のイメージアップに努めていく」としている。