【2023年3月2日(木)2面】 <長崎>陸自対馬警備隊後方支援隊(隊長・舘野1陸尉)は2月5日、対馬駐で「家族等コミュニティー」を実施した。同コミュニティーは、隊員、隊員家族、OBらに対し、日頃の部隊への理解と協力に感謝するとともに、隊員らの士気の高揚、家族らを含む団結の強化を図るのが目的。
OBらも参加、融和団結へ
当日は、好天にも恵まれ、13家族26人、OB2人の計28人が参加。その中には、埼玉県から参加した隊員家族、また、定年退職した元自衛官の隊員家族も参加し、日頃の後方支援隊の任務・必要性を認知、理解してもらうとともに、融和団結を図ることができた。
また、新型コロナウイルス感染症防止対策として入門時に体温測定を実施するとともに、各ブース、その動線間にはアルコールによる消毒スポットを設置し、感染症防止対策に万全を期した。
ファッションショーやドーラン体験‥
実施内容は、スライドショーによるプレゼン(謝意・概要説明)、職場研修(ボイラー、浴場、食堂見学)、自衛隊ファッションショー、顔料(ドーラン)・野外電話機の体験、会食、装備品展示など。隊員の家族は「日頃見ること、聞くこと、触れることができない貴重な体験ができて良かった」「家族にとって良い思い出になりました」など、多数の意見があった。中でも、ドーラン体験には多くの人が興味を示し、笑顔でドーランを塗る姿は特に印象的だった。
また、会食では、糧食班長が指揮を取り、野外炊事車を使用して作ったカレーライスを喫食してもらい、お代わりをする家族が出るほど好評だった。さらに、駐屯地曹友会が綿菓子を作成・提供し、行事を盛り上げた。
行事を主催した後方支援隊長は、「家族との交流を積極的に行い、より一層家族の方々に信頼され、後方支援隊に対する親近感を感じることができ、自衛隊に対する認知・理解を得る絶好の機会となった。これからも愛される部隊を目指していく」と述べていた。