【2023年1月11日(水)2面】 昨年末、太平洋上の日本周辺海域で、中国海軍の空母「遼寧」からの戦闘機やヘリコプターの発着艦が計約320回行われていたことが分かった。

 統合幕僚監部の発表によると、「遼寧」を含む複数の艦艇は12月17日から、北大東島や沖ノ鳥島沖などで連日のように発着艦を繰り返し、同31日までで約320回に上ったという。

 防衛省・自衛隊は、海自護衛艦などで情報収集と警戒監視を行うとともに、艦載戦闘機の発着艦については、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどした。

 防衛省によると、「遼寧」は12月16日に東シナ海から太平洋に入ったとみられている。

 「遼寧」など計6隻は1月1日、沖縄本島と宮古島との間の海域を北上し、東シナ海へ向けて航行したという。

画像: 中国、空母「遼寧」からの発着艦 12月17日以降計320回に

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