画像: ソマリア沖・アデン湾海賊等対処行動 1年間継続が決定|防衛省

 【2022年11月17日(木)1面】 防衛省は11月1日、ソマリア沖・アデン湾における海賊等対処行動について、同日の閣議で令和5年11月19日まで1年間継続することが決定したと発表した。

 防衛省によると、ソマリア沖・アデン湾における海賊等事案の発生件数は、平成21年から23年まで年間200件以上発生していたが、自衛隊を含む各国部隊による海賊対処活動をはじめとした国際社会の継続的な取り組みにより、現在、低い水準で推移している。

 しかし、(1)海賊を生み出す根本的な原因であるソマリア国内の貧困などは解決していない(2)各国部隊も引き続き海賊対処活動を実施している(3)日本としても、極めて重要な海上交通路であるソマリア沖・アデン湾における航行の安全確保に万全を期し、国際協調主義に基づき、国際社会の平和と安定に引き続き貢献していくことが重要-などとし、新たな海賊対処要項を作成。現行の「令和3年11月20日から4年11月19日まで」から、「11月20日から令和5年11月19日までの間」と変更することにした。


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