【2022年11月8日(火)1面】 福井地本(本部長・野間1海佐)は10月23日、福井市街の中心であるフェニックス通りで実施された「陸海空自衛隊福井市中パレード」を支援した。同地での開催は4年ぶりとあって、開催前から内容に関する問い合わせが相次ぎ、地域住民からの熱い期待が寄せられていた。
パレードは、福井市中パレード実行委員会が主催。陸海空自11個部隊(鯖江、金沢、春日井、今津、明野、舞鶴、小松、岐阜)から人員150人、車両23両、航空機4機が参加した。また、小野田紀美防衛大臣政務官が観閲官となり、杉本県知事、八木防衛協会会長、東村福井市長が立ち会った。
実行委員長の開会宣言を皮切りに県内選出の国会議員をはじめ、約2万人の観客が見守る中、舞鶴音楽隊の演奏と沿道からの「自衛隊がんばれ」などの声援と拍手に応えるように威風堂々と徒歩部隊が行進。次にF15戦闘機、SH60Kヘリコプター、UH1Jヘリコプターが飛行し、最後に車両部隊が行進した。
小野田政務官「皆さんは『国の宝』。全力で職務に邁進を」
パレード開始前には、小野田政務官が参加部隊に対し、「皆さんは『国の宝』であり、わが国を守るために不可欠。国民の命と平和な暮らしを守る重要な役割を担っているとの自覚の下、全力で職務に邁進(まいしん)してもらいたい」と激励した。
秋晴れの中、福井市中心街は自衛隊一色となり、パレードは無事に幕を閉じた。
パレード終了後には、隣接する福井市中央公園で参加部隊による自衛隊装備品展示も行われた。同公園では地元の業者が出店したキッチン・カーなどとも相まって、多くの家族連れでにぎわい、コロナ禍が始まって以来、久しぶりの大きな人出となった。