【2022年9月21日(水)1面】

金山所が東海学園大学への「自衛隊インターンシップ」を初実施

炊事体験、自衛隊法の紹介、訓練展示など

 愛知地本金山募集案内所(所長・宮田1陸尉)は8月3、4の両日、東海学園大学3年生の男女8人と学務部キャリア開発センターの澤田氏の計9人に対し、「自衛隊インターンシップ」を実施した。東海学園大学の「自衛隊インターンシップ」は初参加で、多くの職場体験を通して、当初の目的を達成することができた。

 初日は、金山所内で所長による自衛隊の概要説明から始まり、ライフハックでは災害時に役立つペットボトルやビニール袋を活用したレンジャー流応用炊事体験、乾電池とスチールウールを使った火起こし体験、サラダ油を活用した簡易ランタン作成、ロープワークの体験実習を実施した。このほか、災害派遣活動の法的根拠である自衛隊法を紹介し、自衛隊の活動について理解を深めてもらった。

 翌日は、守山駐35普連重迫撃砲中隊などの支援を受け、駐屯地の近傍にある訓練場(小幡グラウンド)で、3者連携訓練の展示、併せて各小隊・班の機能について説明を受けた。

 また、10師団司令部付隊が保有する指揮通信車の体験試乗、同部隊の概要説明、国際社会平和と安定への貢献のための取り組みなどについて説明し、自衛隊の組織や職場内容の理解を深めてもらうことができた。

 最終日に実施した修了時のアンケートでは、「自衛隊に対するイメージが大きく変わった」「国を守りながらも、地域の人や困っている人のために働く姿のイメージに変わりました」「普段、見ることがない場所や情報を得られたため、とても有意義に感じました」など多くの感想があった。

「素早い連携と確実な情報伝達に感動」

 また、支援部隊の訓練展示などに対しては、「近くで見て、緊張感がありました」「素早い連携と確実な情報伝達に感動した」「組織的に動く隊員がかっこよかった」など、自衛隊に対する好意的な感想があった。

 キャリア開発センターの澤田氏からは、「日頃の訓練の努力と各隊員の人柄を感じることができた。特に、展示説明の際、ユーモアを交えてお話をしていただき、親しみを深めるための工夫に感動した」との感想があり、今後のインターンシップ参加者の獲得についての後押しが得られた。

 愛知地本は「今後もインターンシップなどの機会を最大限に活用し、募集対象者の視点に立った募集広報を継続して、募集目標の達成に邁進(まいしん)する所存だ」としている。

画像: ロープワークに臨む学生たち

ロープワークに臨む学生たち


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自衛隊 愛知地方協力本部
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【学生を求めて】防衛講話「業務の幅に驚いた」|熊本地本

 熊本地本(本部長・橋本1陸佐)は8月24日、熊本地方合同庁舎で、熊本市議会議員で熊本県自衛隊家族会事務局長の光永邦保氏が主催するブートスクールに参加する県内の大学生6人に対し、防衛講話を実施した。

 講話は、昨年度から開催されており、防衛思想の普及を目的に、わが国をとりまく安全保障環境に関して、中国、北朝鮮、ロシアの軍事動向と新たな領域である宇宙・サイバー・電磁波の取り組みなどや、自衛隊の任務、組織、幅広い職種・職域、現在実施しているさまざまな活動や予備自衛官制度などについて説明した。

 講話を受けた学生からは、「日本周辺の情勢についての自分の知識のなさに気づかされた」「自衛官の皆さんが、さらにかっこよく見えると同時に尊敬の念を抱きました」「将来、働くならこのような職場がいいなと思った」「可能ならば、県内すべての高校で研修を義務付けるなどして、若者に自衛隊と国の防衛について興味を持ってもらうことが必要だ」「大学生でも自衛官への採用の道である予備自衛官補という制度があることを今回、初めて知った」「国を守るという簡単な言葉では括くくれないほどの業務の幅に驚かされた」「学んだことをもっと同年代に広め、自分たちが暮らしている日本、世界についてしっかり議論していきます」などの感想を聞くことができた。

 また、引率した光永氏からは「本部長自ら懇切丁寧な講話、心温まる対応に学生一同大変感謝しております」とのお礼の言葉があった。

 熊本地本は「今後もさまざまな広報活動を通じて、多くの方に自衛隊の各種活動について積極的にPRし、自衛隊に対する理解を促進していく」としている。

※橋本本部長の「橋」は、正しくは旧字となります。

画像: 防衛に関する話しに聞き入る参加者

防衛に関する話しに聞き入る参加者

画像: 本部長らと記念に撮影

本部長らと記念に撮影


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