【2022年9月15日(木)1面】
車両展示、VR体験など|鹿児島地本
鹿児島地本知覧分駐所(所長・永山陸曹長)は8月6日、枕崎市で開催された「さつま黒潮 きばらん海 枕崎みなと祭り」に参加し、募集ブースなどを出展した。イベントは、1951(昭和26)年に「大漁と航海安全を祈願するみなと祭り」として始まり、71年の歴史がある。
例年は2日間開催され、枕崎ならではのふるまいや催し、大迫力の総踊り・大漁みこしのほか、最終日には九州最大の三尺玉花火が打ち上がる南薩摩最大の夏祭りだが、新型コロナウイルス感染症の影響により過去2年間は開催が見送られ、今年は時間と会場を縮小した1日開催となった。
知覧所は、臨時勤務の濵田海士長、枕崎家族会、枕崎募集相談員の支援を受け、会場出入り口の一角で軽装甲機動車の展示、制服試着や写真撮影、VR視聴体験などを行った。
また、鹿児島地本キャラクター「まもるくん」も登場して記念撮影を行うなど、猛暑をものともせず自衛隊のPRに一役買った。
来場者からは、「自衛隊の車両を初めて近くで見ることができて、とても迫力を感じた」「まもるくんとの写真撮影はいい夏の思い出になった」「女性自衛官と話ができて自衛隊が男性だけというイメージが変わった」などの感想があり、イベントは盛会のうちに終了した。
知覧所は「引き続き駐屯地や基地の所在しない地域として、あらゆる機会を活用し、自衛隊の認知度の向上に努めるとともに、地域とともにある自衛隊をしっかりアピールしつつ、自衛隊に対する信頼感の醸成、隊員募集に資する広報活動に積極的に尽力していく」としている。
「迷彩服くまモン」と撮影|熊本地本
熊本地本阿蘇地域事務所(所長・松永2陸尉)は8月19、20の両日、高森町で行われた「風鎮祭」に募集ブースを開設した。
イベントは、風を鎮(しず)めて台風などから農作物を守り五穀豊穣となるよう、高森阿蘇神社に祈願する300年余りの伝統がある高森町の夏祭り。高森観光交流センター周辺で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を講じて3年ぶりに開催され、地元住民ら多くの来場者でにぎわった。
熊本地本は、災害派遣パネル展示、陸海空自の制服試着、迷彩服を着た「エアーくまモン人形」展示を行った。ブース開設に際しては、高森町自衛隊家族会から勝木会長ら4人が駆け付け、来場者に対して和気あいあいとした雰囲気で自衛隊の魅力についてPRしてもらった。
来場者から特に人気を博したのは、陸海空自制服の試着。制服を着た小さい子供が迷彩服の「エアーくまモン人形」と楽しそうに記念撮影を行うなど、イベントは大盛況のうちに終了した。
熊本地本は「各関係協力団体、地域の協力の下、これからも部員一同、地域と一体となった募集広報活動に努める」としている。
護衛艦「ひゅうが」公開 制服試着に多くの家族連れ|函館地本
函館地本(本部長・大垣1空佐)は8月1日から3日の間、海自3護衛隊群3護衛隊の支援を受け、函館港まつりの場で護衛艦「ひゅうが」の特別公開と一般公開を実施した。
また、開催に併せて28普連、空自20高射隊の支援を受け、自衛隊車両、ペトリオット発射装置などの装備品展示も行った。
広報ブースでは、自衛隊グッズが当たるガチャガチャやミニ制服試着を実施し、たくさんの家族連れでにぎわった。
さらに、函館市大門地域で行われた「わっしょい函館」では、海自大湊音楽隊によるパレード演奏も実施し、大盛況だった。
函館地本は「今後も地域や部隊などと連携を図り、新型コロナウイルス感染症対策を十分にとりつつ、自衛隊の認知度、理解度の向上に努めていく」としている。