【2022年8月30日(火)2面】
【さらなる高みへ―訓練の夏】は、暑い季節と隊員たちの気持ちが重なり合った部隊の訓練を紹介する企画です。
FTCで44普連に対する師団訓練検閲
旺盛な責任感で任務完遂|陸自6師団
<山形>陸自6師団(師団長・鬼頭陸将)は7月5日から15日の間、東富士演習場、北富士演習場で富士訓練センター(FTC)の場を活用し、44普連(連隊長・湯舟1陸佐)に対して令和4年度「第1回師団訓練検閲」を実施した。「師団から独立的に行動する普通科連隊の行動」を課目とし、実戦的訓練環境下における訓練練度を評価するのが目的。
受閲部隊長である44普連の湯舟連隊長は、「生き残れ・敵を倒せ」「火力と機動の発揮 ~目標へ到達せよ~」を要望事項に掲げ、全隊員が一致団結し、検閲に臨んだ。
連隊は、昨年度実施された北海道訓練センター(HTC)訓練での教訓を生かし、作戦準備の段階から特科・施設部隊などと連携。機動と火力の精度・速度の向上を図り、中隊長らに対して戦闘指導を行った。
連隊本部班は集結地で整斉と集結位置に進入するとともに、主警戒方向に対してただちに警戒員を配置し、その掩(えん)護下に連隊指揮所などの施設の開設を実施した。
また、連隊本部内、隷下部隊・支援部隊・共同部隊などと情報を共有させ、的確な判断の下、昼夜を問わず困難に負けることなく総合戦闘力を発揮。それぞれが与えられた任務に邁進(まいしん)し、旺盛な責任感で最後の最後まであきらめることなく任務を完遂。訓練検閲も大変充実したものとなった。
【2面特集記事】
<さらなる高みへ―訓練の夏>
(美幌駐101特科大隊)女満別湖畔水難救助訓練 即応態勢を再確認
(陸自1師団)ハラスメント、組織的ストレスに対処 部隊相談員養成訓練
(自衛隊中央病院)3月開院の入間病院も参加 大量傷者受け入れ訓練
(船岡駐2施設団)東北方面区の防御任務を想定 10施設群訓練検閲