新隊員特技課程&一般陸曹候補生後期課程
【2022年7月26日(火)2面】 候補生から新隊員へ、そして陸曹候補生も後期課程へ―。7月に入り、部隊では全国から若き精鋭たちが集合し、教育開始式が挙行された。新たな覚悟を胸に飛躍を誓う新隊員たちの表情、執行者がかけた熱き訓示など、各地の様子をまとめた。
連隊長「互いに助け合い、立派な普通科隊員に」|名寄駐屯地
<北海道>名寄駐3即応機動連隊(連隊長・山﨑1陸佐)は7月5日、同駐屋内訓練場で令和4年度「新隊員特技課程および一般陸曹候補生課程後期教育」の教育開始式を挙行した。全国各地から集まった32人の新隊員たちは、初めて名寄の地に立ち、真夏のような暑さにも負けることなく、気勢を充実させて教育開始式に臨んだ。
開始式で執行者(山﨑連隊長)は、教育開始にあたり「諸官らは全国各地から縁あってこの名寄の地に集まり、ともに切磋琢磨(せっさたくま)する仲間となった。教育を通じ、楽しいこと、苦しいことがあると思うが、互いに助け合い、同期の絆を深め、全員が立派な普通科隊員に成長することを祈念する」と式辞を述べた。
教育開始式終了後、教育隊長(2普通科中隊長・岸光3陸佐)による区隊旗授与式、担任官(副連隊長・藤井2陸佐)による小銃授与式が行われ、授与された新隊員たちは「自ら、仲間そして国民を守る」という崇高な思いを胸に抱きつつ、その責任の重みを実感し、また、区隊の象徴である区隊旗を自分たちの分身のように大切に扱うことを誓った。
3即機連は「新隊員たちは、これから約3カ月間、普通科隊員として必要な資質、技能を習得するため、一蓮托生(いちれんたくしょう)の思いで仲間とともに切磋琢磨し、不撓不屈(ふとうふくつ)の精神を持った『プロの普通科戦士』を目指して邁進(まいしん)ていく」としている。
【2面特集記事】
<新隊員特技課程&一般陸曹候補生後期課程>
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