【2022年6月29日(水)1面】 防衛省の発表によると、日ASEAN国防担当大臣会合出席のためカンボジアを訪問中の岸信夫防衛大臣は、6月21日、各国の防衛担当大臣と相次いで会談した。
ベトナムのザン国防大臣とは、二国間の防衛協力・交流について意見交換を行い、「新たな段階に入った日越防衛協力」の下、能力構築支援などさまざまな分野で協力が進展していることを歓迎。地域と国際社会の平和と安定に向け、今後も協力を継続していくことで一致した。
初の対面での会談となったブルネイのハルビ首相府大臣とは、二国間の防衛協力・交流について意見交換を行い、ハイレベルを含む各種交流、寄港・寄航、共同訓練などのプログラムを通じ、今後とも両国防衛当局間の関係を一層強化していくことで一致した。
また、インドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣との会談では、二国間の防衛協力・交流について意見交換を実施。今後もさまざまな方法で防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、防衛協力・交流を引き続き強化していくことで一致した。
カンボジアのティア・バニュ副首相兼国防大臣との会談では、岸大臣から、日本がカンボジアに自衛隊を派遣してから30周年の記念の年に、防衛大臣として30年ぶりにカンボジアを訪問できたことを光栄に思うことを伝えた。
両大臣は、二国間の防衛協力・交流についても意見交換。フン・マネット陸軍司令官の訪日や海自によるカンボジアへの寄港、5月30日から実施されているPKO(施設)分野の能力構築支援における「道路測量教官育成のための教育」など、さまざまな分野で関係が強化されていることを歓迎した。