【2022年6月1日(水)1面】 熊本地本(本部長・橋本1陸佐)は5月11日、熊本県内の大学・専門学校キャリアセンター職員ら5人を健軍駐に招へいし、研修を実施した。研修は、大学・専門学校の就職に関する相談役であるキャリアセンター職員に対し、自衛隊に関する概要説明、部隊研修などを実施することで、職業の一つとしての自衛官を認知してもらうとともに、自衛隊と大学・専門学校との関係の構築と連携を図るのが目的。熊本地本で初の試みとして企画した。

 前段では、健軍駐内の広報館を訪れ、陸自のあゆみや西部方面隊の任務について、展示資料などの見学を実施。各学校の担当広報官らが参加者に対し、エスコートを行い、懇切丁寧な説明を行った。

 その後、今春の入隊者が教育を受けている新隊員教育隊で野外救急法の訓練を見学。参加者は、教官の説明に熱心に耳を傾けていた。引き続き、5地対艦ミサイル連隊に配備してある12式地対艦誘導弾を見学し、装備品の大きさに参加者は一様に驚いていた。

 後段では、自衛隊の任務や職種、魅力ややりがいについて説明。その後、学生らが自衛官を志願する手続きや入隊後の教育内容、自衛官としてのキャリアプランなど、自衛隊を学生らの就職先の一つとして認識してもらうための説明を実施した。

 また、リクルータ隊員を交えての懇談では、さまざまな話題に対して活発な質問を受けた。特にリクルータ隊員が、入隊前の自衛隊に対する厳しそうなイメージと入隊後の実態の違いについて語る場面や、参加者からの隊内生活についての多種多様な質問が印象的で、充実した懇談ができた。

 そのほかにも多くの質問を受け、参加者の自衛隊に対する関心が向上しており、今後、大学・専門学校から多くの志願者を獲得できる期待を感じた。

 研修を終え、キャリアセンター職員らからは「実際に現場を見てみることで今後、進路指導の現場や学生などからの自衛隊に関する質問に対応することができます。充実した研修に参加できて良かった」「研修を通して知り得た知識を活用し、学生らに受験を提案しやすくなる」などの言葉があった。

 熊本地本は「今後もさまざまな機会を通し、自衛隊に関する理解促進とさらなる募集基盤の拡充を図るため、大学・専門学校の就職に関する相談役であるキャリアセンター職員との緊密な連携を強化していく」としている。

 5月10日付からスタートした「学生を求めて」(随時掲載)は、将来の現場指揮官として期待される一般大学生らを対象とした地本のさまざまな広報活動に注目した企画です。

※橋本本部長の「橋」は、正しくは旧字となります。

画像1: 広報館を見学

広報館を見学

画像2: 広報館を見学

広報館を見学

画像: 装備品展示

装備品展示

画像: リクルータ懇談

リクルータ懇談

画像1: 概要説明

概要説明

画像2: 概要説明

概要説明

画像: 集合写真

集合写真


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