【2022年5月13日(金)1面】 令和4年度が始まり、地本による駅周辺での「市街地広報」もスタートした。新学期を迎え、学生たちの姿が目立つようになった。市民への声掛けなど、コミュニケーションを取りながらの笑顔あふれる活動に、反応も上々のようだ。宮城、熊本、山形から届いたこの4月の様子を報告する。
本部長も自ら声かけ|宮城地本
宮城地本(本部長・諏訪1陸佐)は4月11日から13日の間、JR仙台駅周辺で「市街地広報」を実施した。新学期を迎えた学生を対象に、自衛官への進路をアピールする目的で例年行っていたが、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で見送られていた。
今年は、感染対策を万全に行い、また、配布の対象も学生のみならず幅広い年齢層に拡大して実施。諏訪本部長も宮城地本オリジナルキャラクターである「もりと君」「みどりちゃん」とともに自衛官募集チラシが入ったティッシュを配布した。
帰宅時間帯にかかる短時間の広報活動ではあったが、多くの皆さんにチラシ入りのティッシュを受け取ってもらうことができた。
中には、配布されたチラシを見て採用試験について隊員に質問に来る様子なども見受けられるなど、反応も良く、3日間で準備したすべてのティッシュを配り終えることができた。
宮城地本は「引き続き、より多くの皆さんに自衛隊をアピールするとともに、自衛官採用試験の情報を広く発信できるよう、さまざまな機会を通じて積極的に広報活動をしていく」としている。
カードでSNS紹介|熊本地本
熊本地本(本部長・橋本1陸佐)は4月22日、通勤通学でにぎわうJR熊本駅で、専門学校生や大学生らに対して熊本地本のツイッター、インスタグラムと自衛隊動画などのQRコードを紹介した「フォロミーカード」を付けた迷彩柄ポケットティッシュを配布した。
朝から快晴の天気の下、募集課総員が駅へ向かう人々に対し、「おはようございます。自衛隊です。自衛隊動画のQRコードを付けているので、ぜひ見てください」と元気よくあいさつをし、ポケットティッシュを配った。
2000個のポケットティッシュは約2時間でなくなり、熊本駅利用者に自衛隊を広くPRすることができた。
熊本地本は、4月9日から5月10日までを「第1回集中募集期間」としており、「県内各地でイベントや自衛隊説明会などを多数実施し、募集対象者情報の獲得に努める」としている。
※橋本本部長の「橋」は、正しくは旧字となります。
駅前、高校の付近で|新潟地本
山形地本鶴岡出張所(所長・森3海佐)は4月19日、鶴岡市内の2カ所で市街地広報を行った。
山形県には東根市に神町駐があるのみで、近傍に駐屯地や基地がない庄内地区で「わが町の自衛隊」「職業選択肢の一つ」として自衛隊の存在をアピールすることと、広報官が活動しやすい募集環境づくりの推進が目的。
当日は、鶴岡所での説明会開催のお知らせ、自衛官採用種目を記載したチラシを封入したポケットティッシュ320個を、元気に「おはようございます」と声掛けをしながら配布し、自衛隊の存在をPRした。
鶴岡駅前では、4月に行われた神町駐創立記念行事に招待された人たちや過去にインターンシップに参加した学生から声を掛けられ、同級生を紹介してもらえるうれしい一幕もあった。
また、市内の高校近くの交差点では、こちらの声掛けに対し、高校生が元気に「おはようございます」とあいさつし、ティッシュを受け取ってくれた。
鶴岡所は「定期的に市街地広報を実施することにより、自衛隊をより身近な存在に感じてもらうことで、広報官が活動しやすい募集環境づくりを推進し、募集成果向上につなげていきたい」としている。