自候生75人が入隊
<山形>神町駐20普連(連隊長・荒木1陸佐)は4月3日、駐屯地体育館で令和4年度「自衛官候補生入隊式」を挙行し、75人の自候生の入隊を祝った。式典には、山形県自衛隊家族会の大山正弘副会長、連隊OB会の村山勝明会長が臨席。陪列部隊長らと家族(自候生1人に対し1人)が参列した。
式典では、国歌吹奏の後、「任命」が行われた。それぞれの区隊長から候補生一人ひとりの名前が呼び上げられると、大きく溌剌はつらつとした返事で応えていた。
その後、1区隊3班の狩野自候生が代表となって「申告」。引き続き「宣誓」を実施した。宣誓では「自候生たる名誉と責任を自覚し、必要な知識、技能の習得に励むことを誓います」と若く力強い声が式場に響き渡り、先輩隊員に負けない立派な自衛官を目指す決意を表明した。
執行者の荒木連隊長は式辞で、(1)初志貫徹(2)基本・基礎の習得(3)同期の絆を大切にせよ-の3点を要望し、「これからの陸上自衛隊の一翼を担う立派な自衛官になってもらいたい」と自候生たちへの期待を述べた。
式典終了後には、家族との記念撮影の時間が設けられ、和気藹々(あいあい)とした雰囲気の中で写真撮影を楽しんだほか、自候生たちは家族に対し、着隊から入隊式までの約1週間の様子や、これからの訓練予定を伝えるなど、笑顔で報告していた。
また、初々(ういうい)しくも凛々(りり)しい制服姿のわが子に対し、今後の教育に向けて自候生を励ます家族の姿も見受けられた。
20普連は「75人の自候生たちは、教育隊長を核心とし、約11週間にわたって自衛官として共通の基盤となる資質・識能を習得するため、同期とともに教育に励んでいく」としている。
自候生決意の言葉
1区隊3班・狩野輝隻(きせき)(20歳、東根市出身)
「仲間と助け合いながら、心身を鍛え、立派な自衛官になれるように、人として成長できるように一生懸命に取り組んでいきたい」
2区隊4班・安達海玖(みく)(20歳、天童市出身)
「自候生としての自覚を持ち、1分でも1秒でも早く人の役に立てるように、一生懸命に訓練に励み、仲間とともに成長し、一人前の自衛官、一人前の社会人として活躍していきたい」
【2022年4月13日(水)2面】
陸上自衛隊 神町駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/jinmachi_hp/index.html
陸上自衛隊 第20普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/20i_hp/index.html