【2022年4月8日(金)2面】 元海上幕僚長で現在は水交会理事長の杉本正彦氏がこのほど、護衛艦「せんだい」(14護衛隊所属=艦長・榎本2海佐)を来訪。練習艦隊司令官時の実習幹部4人と懇談した。教え子たちとの再会は、18年ぶり。終始和やかな雰囲気の中、当時の思い出などに花を咲かせていた。

 懇談は、杉本氏が講演のために舞鶴を訪れるのに合わせ、平成15年に杉本氏が練習艦隊司令官をしていた際の実習幹部で、現在は舞鶴で勤務している幹部自衛官たちが、懇談の場を持ちたいと企画された。

 当日は、44掃海隊司令の岩永2海佐、護衛艦「せんだい」艦長の榎本2海佐、護衛艦「あさぎり」艦長の角田2海佐、舞鶴地方総監部施設課長の田中2海佐の4人が「せんだい」に集まり、杉本氏を出迎えた。懇談にあたっては、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して実施した。

 前日から続く大雪の中だったが、士官室で18年の時を経て一堂に会したかつての練習艦隊司令官と実習幹部たちは、和やかな雰囲気の中で懇談を楽しんだ。

 懇談は、30分程度という短い時間ではあったが、教え子たちが語る遠洋練習航海後の経験や現在の勤務の話に対し、杉本氏は豊富な経験と知見に基づいてアドバイス。先輩から後輩への「知識・見識・胆識」と「伝統の継承」がなされたひと時となった。

 14護衛隊は「引退された後も、このようにさまざまな形で後輩を応援してくださる諸先輩方の思いを受け継ぎ、今後も海上防衛のため勤務に邁進(まいしん)していく」としている。

画像: 護衛艦「せんだい」士官室で談笑する杉本氏と参会者

護衛艦「せんだい」士官室で談笑する杉本氏と参会者


◆関連リンク
海上自衛隊 第14護衛隊
https://www.mod.go.jp/msdf/efhq/reikabutai/14ed.html



This article is a sponsored article by
''.