【2022年3月30日(水)1面】 <静岡>板妻駐(司令・水野1陸佐)は3月12日、昨年7月に発生した静岡県熱海市における土砂災害に伴う災害派遣で活動した自衛隊の理解を深めようと、駐屯地研修で訪れた同市役所、こども会の担当者と市内の小中学生に協力し、自衛隊への理解促進を図った。
当日は、34普連副連隊長の石田2陸佐以下が出迎えると、生徒の代表者が早速、「災害派遣のお礼が言いたい」として、「熱海市のために暑い中、毎日毎日、捜索活動や土砂の撤去をしてくださり、ありがとうございました」「救助に向かう自衛隊車両を見て、自衛隊の方々が頑張っていることがとても頼もしく思いました」「感謝の気持ちを込めて手を振ったら、手を振り返してくれました。自衛隊は頼もしいだけでなく、心優しいスーパーマンだと思いました」など、感謝の言葉をつづった手紙を読み上げ、部隊を代表して副連隊長が受け取った。
その後、生徒たちは広報陸曹の案内で災害派遣における34普連の活動状況などの説明を受けるとともに、駐屯地内の見学、子供用戦闘服を着て体験乗車、災害派遣時に熱海市を担任する5中隊による装備品・訓練展示など自衛隊を満喫した。
最後は、「ありがとうございました」と元気溌溂(はつらつ)とあいさつし、駐屯地を後にした。