就活大学生に魅力PR|静岡地本
静岡地本三島募集案内所(所長・羽中田1陸尉)は2月24日、日本大学国際関係学部三島駅北口校舎(三島市)で行われた合同企業研究会に参加した。同大学が主催した多数の企業などが参加する就活支援事業。静岡地本からは募集課長の山本2陸佐が参加し、一般大学から入隊した経緯やこれまでの勤務経験などを踏まえ、自衛官という職業を紹介した。
まず自衛隊のPR動画を見てもらい、その後、山本2佐が「『人のためになる仕事がしたい』と思って入隊する人が多いイメージだと思いますが、動画にあった通り、入隊の理由は人それぞれです。最初から高い志がなくても、入隊後にさまざまな教育や訓練などを通じて自分のスキルを向上させ、その後、徐々に志が芽生えてくるものです」と伝えた。
また、自衛隊の任務のやりがいや多岐にわたる職種を説明。質疑応答では、学生から受験に際しての勉強法や自衛官として必要な人物像などの質問のほか、「一般幹部候補生として入隊した場合、防衛大学校を卒業した人たちと仲良くなれますか」など、一般大学の学生ならではの質問もあった。
山本2佐は、一つひとつの質問に自身の幹部候補生時代の経験談などを交えながら丁寧に答えた。
山本2佐は最後に、「自衛隊にはさまざまな職種があり、これまでの経験や身に付けているスキルなどに関係なく、入隊後に自分の希望や適性に応じて仕事が選択できるのが一番の魅力だと思います。集団生活を通じて社会性も身に付き、仲間もたくさんできる仕事なので、厳しいことやつらいこともありますが、少しでも興味を持ったらぜひ挑戦してみてください」と締めくくった。
静岡地本は「これからも各学校と連携を深めながら、自衛隊の周知・理解向上を図り、イメージアップに努めていく」としている。
「永遠のライバル?」警察と募集でタッグ(浜北所)
静岡地本浜北募集案内所(所長・星2陸尉)は2月25、26の両日、浜松東警察署(浜松市)で同署と合同で説明会を行った。
将来、警察や自衛隊に進みたいという人のために業務や福利厚生、採用制度などについて現職が生の声を届ける内容で、「守るべきものがある」2機関の公務員がタッグを組んだ。
説明会で来場者に自衛隊のイメージを聞くと、「山の中で重い荷物を持って歩く」といった答えが多く、広報官はパンフレットを広げ、自衛隊の中にも事務職や犯罪捜査、警護、道路交通規制などを行う「警務科」という職種があることや、宇宙・サイバー・電磁波など、職域が広がっていることを丁寧に伝えた。
初めて自衛官と話すという来場者も多く、陸海空自それぞれ幅広い職種があることや、警察と同じような仕事が自衛隊にもあることを知ると、一様に驚いていた。
質問攻めにも丁寧対応|山形地本
山形地本東根地域事務所(所長・朝倉1陸尉)は2月7日、創学館高校(天童市)で学校説明会を実施した。説明会は、自衛隊に興味がある1、2年生13人に対し、感染症対策を万全にして行った。同校は、令和3年度募集功労で東北方面総監感謝状を受賞するなど、自衛隊に非常に興味を持って接してもらっている。
説明会は、所長による全般の概要説明の後、平成30年度卒業生の石澤陸士長(20普連)の支援を得て、質疑応答の時間を通常よりも長めに設定し、生徒の疑問に答えた。
質疑応答では、学校の先輩ということもあり、積極的に質問する生徒の姿が見られた。「仕事と余暇の両立はできていますか」「どんな資格が取得できますか」などの質問に、石澤士長はそれぞれ、「課外は自由時間が多いため、趣味に活用できています」「資格は大型免許などが取得できます」と回答した。
そのほかにも、「入隊後の頭髪に決まりはありますか」「朝はラッパで起床するのですか」「部屋は何人部屋ですか」「先輩はどんな感じですか」など、予定時間ぎりぎりまで質問が飛び交った。
東根所は「引き続き学校との連携を図って卒業生のリクルータを活用した説明会を開催し、参加した生徒の志願につなげたい」としている。
曹候生に全員が興味|京都地本
京都地本京都地区隊京都募集案内所(所長・萱野陸曹長)は2月17日、京都市下京区の大原簿記ビジネス公務員専門学校京都校の学生30人に対する説明会を実施した。一般曹候補生の制度を説明するもので、毎年この時期に行われている。
説明会では、陸海空自それぞれの幅広く多岐にわたる職種・職域を中心に詳しく説明。また、女性にも広がるフィールド、働き方改革、充実した福利厚生についても伝えた。
参加者からは、「自衛隊のイメージが変わった」「自衛隊にも事務職が多いのが意外だった」「もっと詳しく知りたい」など、自衛隊に対するイメージが大きく変わり、参加者全員が「選択肢の一つにしたい」と答えていた。
京都地本は「公務員専門学校という特性から、ほかの公務員との比較や、自衛隊にしかない魅力について発信でき、参加者全員が興味を示してもらえた。今後も学校の特性を踏まえた説明会、職場体験などを実施し、自衛隊の魅力を伝え、一人でも多くの入隊希望者を増やしたい」としている。