【2022年2月18日(金)1面】 日米韓3カ国の防衛相による電話会談が2月10日、開催された。
会談には、岸信夫防衛大臣、オースティン米国防長官、ソ韓国国防部長官が出席。今年に入ってからも続けるミサイル発射を含む北朝鮮情勢、地域安全保障、3カ国の安全保障協力の強化について議論を行った。
会談では、岸大臣から北朝鮮の完全な非核化や弾道ミサイルの放棄を検証可能かつ不可逆的な方法で求める、すべての関連する国連安保理決議に従って北朝鮮が国際的な義務を完全に遵守するという、国際社会の共通目標の達成に向け、日米韓3カ国が緊密に連携することの重要性を改めて提起した。
3カ国の閣僚は、北朝鮮の弾道ミサイルの発射は地域の安全保障を不安定化させるとともに、関連する国連安保理決議の明確な違反であると強調。3カ国の安全保障上の協力の重要性を再確認するとともに、(1)将来、対面での日米韓防衛相会談を開催する(2)北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、3カ国で緊密に連携していく―などで一致した。