【2021年11月18日(木)1面】 地元のスポーツチームとのコラボによるイベントが盛んだ。何よりも集客が見込め、多くの人の目に触れる絶好の機会でもある。自衛隊をPRし、志願者獲得へ向け、あの手この手の作戦を展開する地本の活動はきょうも続く。広島、大阪の様子を紹介する。
【広島東洋カープと】野球場に広報ブース|広島地本
広島地本(本部長・鷹尾1海佐)は10月24日、「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」(広島市南区)でプロ野球の広島東洋カープとのコラボイベントに海自呉地方総監部とともに参加し、来場者に対して広報活動を実施した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、イベントなどの開催要件が緩和される中、広島東洋カープを応援しようと8000人を超えるファンが集まった。
広報ブースでは、広島地本おなじみのキャラクター「しゃもちゃん」のタワーをはじめ、オリンピックで活躍した自衛官アスリートの写真パネル、子供たちに人気のカプセルトイ、迷彩服を着たマネキンなどと写真が撮れるインスタ映えコーナーを設置し、好評を得た。
特に人気だったのは、野球にちなんで設置したストラックアウト。カープのチームカラーである赤いユニフォームに身を包み、無心にボール投げを楽しむ姿が途切れることはなかった。
インスタ映えコーナーでは、制服姿の自衛官と一緒に写真を撮ったり、友人と一緒にポーズを取ったりと、思い思いの一枚をスマートフォンに納めていた。
また、自衛官アスリートの写真パネルでは「こんなにたくさんのオリンピック選手が自衛隊にいるとは知らなかった」「自衛隊が身近に感じられた」などの声が聞かれた。
広島地本は「自衛隊への理解促進、親近感の醸成が着実に実を結んでいることを実感した」としている。
【大阪ラヴィッツと】協同で動画を作成|大阪地本
大阪地本(本部長・栁陸将補)は10月6日、大阪府を拠点とする女子ハンドボールチーム「大阪ラヴィッツ」の協力を得て、コラボ動画を作成した。
大阪ラヴィッツは、一般社団法人大阪女子ハンドボールクラブとして、平成28年に創部され、同29年から日本ハンドボールリーグに参戦している。所属選手には、日本ハンドボールリーグで個人通算最多得点を誇る田中美音子選手や東京オリンピック2020の日本代表選手で、2年連続リーグ得点王の藤井紫緒選手が所属している。
今回、お互いのマスコットキャラクターの共演について大阪地本側から大阪ラヴィッツに提案したところ、コラボ動画の撮影が実現した。大阪地本の「まもるくん」がスポーツ団体とコラボしたことは以前にもあったが、協同で動画を作成することは、今回が初めての試み。
コラボ動画では、「まもるくん」と大阪ラヴィッツの「ラヴィーちゃん」とのふれあいのほか、「まもるくん」がゴールキーパーとなって選手のシュートを止めるシュート対決など、「まもるくん」のさまざまなチャレンジを撮影した。
一生懸命に頑張る「まもるくん」と見守る「ラヴィーちゃん」。その姿は、大阪地本の公式YouTubeアカウントで見ることができる。
大阪地本は「これからも地元のさまざまなスポーツ団体と協力した広報活動を行い、さらに大阪府民の自衛隊に対する理解度の向上を図る」としている。