前週の防衛省・自衛隊の動きをチェックできる週報記事を毎週月曜日の通勤・通学時間にお届けします。

2021年10月30日(土)

海自護衛艦2隻がシンガポールに寄港

 ◯海上幕僚監部は、令和3年度インド太平洋方面派遣(IPD21)部隊の護衛艦「かが」「むらさめ」がシンガポール共和国のチャンギ港に寄港したと発表した。

 両艦艇は10月26日から29日の間、補給のためチャンギ港に寄港。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、基本的利益と考え方を共有する重要なパートナーであるシンガポールとの連携の強化を図った。

画像1: 海自護衛艦2隻がシンガポールに寄港
画像2: 海自護衛艦2隻がシンガポールに寄港
画像1: 海上自衛隊ツイッターより
海上自衛隊ツイッターより

2021年10月31日(日)

中国海軍のミサイル駆逐艦を久米島沖で確認

 ◯海上自衛隊は午前0時ごろ、久米島(沖縄県)の西北西約140kmの海域を南東進する中国海軍ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻を確認した。

 その後、当該艦艇は沖縄本島と宮古島との間の海域を南下し、太平洋に向けて航行した。

 防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第14護衛隊(舞鶴)所属の護衛艦「せとぎり」、第5航空群(那覇)所属のP3C対潜哨戒機により、所要の情報収集・警戒監視を行った。

画像: ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦(151) 統合幕僚監部 報道発表資料より

ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦(151)

統合幕僚監部 報道発表資料より

沖縄本島と宮古島間を中国機3機が飛行

 ◯統合幕僚監部は、領空侵犯のおそれのある中国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したと発表した。

 同日、中国のY9情報収集機1機、Y9哨戒機2機が、沖縄本島と宮古島の間の東シナ海および太平洋上空を飛行。空自の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。

画像1: 沖縄本島と宮古島間を中国機3機が飛行
画像2: 沖縄本島と宮古島間を中国機3機が飛行
画像3: 沖縄本島と宮古島間を中国機3機が飛行
画像1: 統合幕僚監部 報道発表資料より
統合幕僚監部 報道発表資料より

岸防衛相がCOP26にビデオメッセージ

 ◯岸信夫防衛大臣は、10月31日からイギリスのグラスゴーで開催されているCOP26 (第26回国連気候変動枠組条約締約国会議、11月12日まで)にビデオメッセージを送った。

 岸大臣は、防衛省内に気候変動に対応するためのタスクフォースを立ち上げており、気候変動がもたらす安全保障上のリスクについて、自身の見解を示した。ビデオメッセージはYouTubeでも公開されている。

画像: Climate change entails a spiral of multiple risks | Japan's Defense Minister KISHI Nobuo youtu.be

Climate change entails a spiral of multiple risks | Japan's Defense Minister KISHI Nobuo

youtu.be

 防衛省・自衛隊は、「気候変動という新しい分野にも積極的に関与していく」としている。

2021年11月1日(月)

中国の哨戒機2機が沖縄本島と宮古島の間を飛行

 ◯統合幕僚監部は、領空侵犯のおそれのある中国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したと発表した。

 同日、中国のY9情報収集機2機が、沖縄本島と宮古島の間の東シナ海および太平洋上空を飛行。空自の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。前日にも同じ空域で中国機3機の飛行が確認されている。

画像: 中国の哨戒機2機が沖縄本島と宮古島の間を飛行
画像2: 統合幕僚監部 報道発表資料より
統合幕僚監部 報道発表資料より

米太平洋空軍司令官が岸防衛相らを表敬

 ◯岸信夫防衛大臣、山崎幸二統合幕僚長、井筒俊司航空幕僚長はそれぞれ、米太平洋空軍司令官、ケネス・S・ウィルズバック大将の表敬を受けた。

 岸防衛相との懇談では、両者は日米同盟の抑止力・対処力のさらなる強化や「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化のため、航空自衛隊と米空軍とが引き続き緊密に連携していくことを確認した。

画像1: 防衛省・自衛隊ホームページより
防衛省・自衛隊ホームページより

 山崎統幕長との懇談では、山崎統幕長がアフガニスタンのオペレーションでの各種支援について謝意を述べるとともに、共同訓練などによる抑止力・対処力の強化、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、より一層緊密に連携することで一致した。

画像1: 統合幕僚監部ツイッターより
統合幕僚監部ツイッターより

 井筒空幕長との懇談では、日米同盟の重要性、日米の緊密な連携と信頼関係の維持を再確認したほか、「自由で開かれたインド太平洋」を推進するため、共同訓練をはじめとする航空自衛隊と米太平洋空軍との協力を推進し、日米の抑止力・対処力を一層強化していくことで一致した。

画像: 航空自衛隊ツイッターより
航空自衛隊ツイッターより

満艦飾、電灯艦飾で「自衛隊記念日」祝う

 ◯11月1日の「自衛隊記念日」にちなみ、各地でさまざまな催事が行われた。

 海上自衛隊の横須賀基地では、自衛艦が艦首から艦尾まで信号旗を掲揚する「満艦飾」により祝意を表した。

画像1: 満艦飾、電灯艦飾で「自衛隊記念日」祝う
画像1: 海上自衛隊 横須賀地方総監部ツイッターより
海上自衛隊 横須賀地方総監部ツイッターより

 また、夜は電灯艦飾が行われ、港に自衛艦の輪郭が浮かび上がった。

画像2: 満艦飾、電灯艦飾で「自衛隊記念日」祝う
画像2: 海上自衛隊 横須賀地方総監部ツイッターより
海上自衛隊 横須賀地方総監部ツイッターより

予約枠に余裕 東西合わせ約2万回実施

 ◯防衛省は、10月25日(月)から10月31日(日)までに自衛隊が大規模接種センターで実施した新型コロナウイルスワクチンの接種回数を発表した。東京は1万3209回、大阪は6841回。東京、大阪ともに、予約枠に対して余裕のある状態が続いている。

画像1: 防衛省・自衛隊ツイッターより
防衛省・自衛隊ツイッターより

2021年11月2日(火)

自衛隊が米軍と離島統合防災訓練

 ◯自衛隊は、沖縄県とその周辺海空域で令和3年度離島統合防災訓練(03RIDEX:Remote Island Disaster Exercise)を実施した。離島における突発的な大規模災害への対処について実動訓練を行い、自衛隊の離島災害対処能力の維持・向上と関係防災機関などとの連携を強化するのが目的。

 自衛隊は、在日米軍と連携して、被災地域における捜索・救助、負傷者の搬送、医療施設における医療活動などを行い、離島災害対処能力の維持・向上と米軍との連携強化を図った。

画像: 共同で患者を搬送する隊員

共同で患者を搬送する隊員

画像: 野外手術システムで負傷者を治療する隊員 陸上自衛隊第15旅団ツイッターより

野外手術システムで負傷者を治療する隊員

陸上自衛隊第15旅団ツイッターより

岩本防衛政務官がPAC3発射機を見学

 ◯岩本剛人防衛大臣政務官は、防衛省市ヶ谷地区に所在する航空自衛隊第1高射群第1高射隊市ヶ谷分遣班を視察した。

 岩本政務官は、高射部隊の任務や活動状況などに関する報告を受け、PAC3発射機を見学するとともに、隊員を激励した。

 空自第1高射群は、習志野、武山、霞ケ浦、入間に所在しており、市ヶ谷分遣班は習志野分屯基地に所在する第1高射隊に所属している。主な任務として、発射機を常に万全な状態に維持管理し、首都圏防空の最後の砦として、国民の安全安心を担っている。

画像1: 岩本防衛政務官がPAC3発射機を見学
画像2: 岩本防衛政務官がPAC3発射機を見学
画像3: 岩本防衛政務官がPAC3発射機を見学
画像2: 防衛省・自衛隊ツイッターより
防衛省・自衛隊ツイッターより

2021年11月3日(水)

海自が米の強襲揚陸艦と共同訓練

 ◯海上自衛隊は、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、米海軍と共同訓練を実施した。海自の戦術技量と米海軍との相互運用性の向上が目的。

 訓練は東シナ海の海空域で行われ、海上自衛隊から護衛艦「いせ」「はるさめ」「あさひ」、ミサイル艇「おおたか」、 掃海艇「ひらしま」「やくしま」「たかしま」が参加。米海軍の強襲揚陸艦「アメリカ」とともに各種戦術訓練を行った。

画像1: 海自が米の強襲揚陸艦と共同訓練
画像2: 海上自衛隊ツイッターより
海上自衛隊ツイッターより

 また、シスターシップ関係を利用した交流行事も実施し、部隊レベルでの友好関係の増進を図った。

画像2: 海自が米の強襲揚陸艦と共同訓練
画像3: 海上自衛隊ツイッターより
海上自衛隊ツイッターより

日米が東シナ海で洋上補給訓練

 ◯海上自衛隊は、米海軍と日米共同訓練(ILEX21-5)を実施した。海自の戦術技量と米海軍との相互運用性の向上が目的。

 訓練は東シナ海の海空域で行われ、海上自衛隊から補給艦「おうみ」が参加。米海軍の駆逐艦「デューイ」と共に洋上補給訓練を行った。

 日米補給艦は、洋上補給について相互に代替する能力を保持し、日米艦艇のさまざまな任務や活動を支えている。

画像1: 日米が東シナ海で洋上補給訓練
画像2: 日米が東シナ海で洋上補給訓練
画像3: 日米が東シナ海で洋上補給訓練
画像4: 海上自衛隊ツイッターより
海上自衛隊ツイッターより

岸田首相のCOP26参加で政府専用機を運航

 ◯航空自衛隊は2、3の両日、岸田文雄内閣総理大臣のCOP26(第26回国連気候変動枠組条約締約国会議)出席にあたり、下記の日程(日本時間)で政府専用機の運航を実施した。

【政府専用機777の運航日程】
11月2日(火) 東京国際空港 発 → 英国(グラスゴー)着
11月3日(水) 英国(グラスゴー)発→ 東京国際空港 着

画像: 岸田首相のCOP26参加で政府専用機を運航
画像: 岸田文雄首相のツイッターより
岸田文雄首相のツイッターより

 首相官邸のツイッターで、岸田首相は「大変厳しい日程でしたが、COP 首脳級会合に出席しました。私から2050年カーボンニュートラルへの日本の強い決意、そしてアジア、更には世界の脱炭素化に向けた我が国の新たなイニシアティブを発信しました」と述べた。

秋の叙勲 防衛省関係は111人

 ◯文化の日のこの日、今年の「秋の叙勲」の受章者が発令され、各界で功労のあった合わせて4036人が受章した。防衛省関係の受章者は111人(うち女性1人)。

 また、秋の褒章についても発令され、防衛省関係では自衛官募集相談員4人が藍綬(らんじゅ)褒賞を受けた。

2021年11月4日(木)

海自が南シナ海などで米海軍と共同訓練

 ◯海上自衛隊のインド太平洋方面派遣(IPD21)部隊は、10月28日から11月4日の間、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、米海軍とともに同訓練を実施した。

 訓練は南シナ海、東シナ海、日本海の海空域で行われ、海上自衛隊から護衛艦「しらぬい」 が参加。米海軍の駆逐艦「ヒギンズ」、補給艦「ビッグホーン」とともに各種戦術訓練を行った。

画像1: 海自が南シナ海などで米海軍と共同訓練
画像2: 海自が南シナ海などで米海軍と共同訓練
画像5: 海上自衛隊ツイッターより
海上自衛隊ツイッターより

護衛艦「かが」「むらさめ」が米空母と共同訓練

 ◯海上自衛隊のインド太平洋方面派遣(IPD21)部隊は、10月29日から11月4日の間、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、米海軍と共同訓練を実施した。

 訓練は南シナ海の海空域で行われ、海上自衛隊から護衛艦「かが」「むらさめ」が参加。米海軍の空母「カール・ヴィンソン」、巡洋艦「レイク・シャンプレーン」「シャイロー」、駆逐艦「ミリウス」とともに各種戦術訓練を行った。

画像6: 海上自衛隊ツイッターより
海上自衛隊ツイッターより

豪陸軍本部長が岸防衛相、山崎統幕長を表敬

 ◯岸防衛大臣は、オーストラリア陸軍本部長のリチャード・M・バー中将の表敬を受けた。

 岸大臣は、日豪間の共同訓練の複雑化・高度化が進展しており、「自由で開かれたインド太平洋」のため、日豪陸軍種間のさらなる協力と連携強化に期待する旨を伝えた。

画像3: 防衛省・自衛隊ツイッターより
防衛省・自衛隊ツイッターより

 岸大臣は自身のツイッターで、「力による一方的な現状変更の試みで安全保障環境が一層厳しくなる中、インド太平洋地域において、自由・人権・法の支配といった基本的価値を共有する豪州との連携は極めて重要です」とコメントした。

 バー中将は山崎統幕長とも会談。山崎統幕長は、陸幕長時代の2018年に訪豪した際に面識があり、懇談では、情勢認識の共有とともに、共同訓練を通じた日豪および多国間協力の深化を歓迎。引き続き「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携することで一致した。

画像2: 統合幕僚監部ツイッターより
統合幕僚監部ツイッターより

ニュージーランドが北朝鮮の瀬取りを警戒監視

 ◯防衛省は4日、国連安保理の決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対し、ニュージーランドが警戒監視活動を行うと発表した。

 ニュージーランドは11月上旬から下旬にかけて、国連軍地位協定に基づき、在日米軍嘉手納飛行場を使用して、航空機による警戒監視活動を行う。同国の活動は2018年以降5度目。

 防衛省は、「北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法でのすべての大量破壊兵器、およびあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、こうした取り組みを歓迎する」としている。

画像: ニュージーランド哨戒機P3K2(出典:ニュージーランド国防省) 防衛省提供

ニュージーランド哨戒機P3K2(出典:ニュージーランド国防省)

防衛省提供

岩本防衛政務官が伊三軍レセプションに出席

 ◯岩本防衛大臣政務官は、駐日イタリア大使館で開催されたイタリア三軍記念日レセプションに出席した。

 岩本政務官はスピーチを行ったほか、ベネデッティ駐日イタリア大使と今後の日イタリア間の防衛協力・交流について意見を交換した。

画像: 岩本防衛政務官が伊三軍レセプションに出席
画像2: 防衛省・自衛隊ホームページより
防衛省・自衛隊ホームページより

2021年11月5日(金)

海自がドイツ海軍と共同訓練

 ◯海上自衛隊は4、5の両日、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、ドイツ海軍と共同訓練を実施した。海上自衛隊の戦術技量の向上とドイツ海軍との連携の強化が目的。

 訓練は関東南方の空海域で行われ、海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」とドイツ海軍のフリゲート「バイエルン」が各種戦術訓練を実施した。

 海上自衛隊は「インド太平洋地域と国際社会の平和と安定のため、今後もドイツ海軍と緊密に連携していく」としている。

海上自衛隊ツイッターより

豪陸軍本部長を公式招待し関係強化図る

 ◯陸上幕僚監部は4、5の両日、日豪陸軍種間防衛協力・交流を促進する目的で、オーストラリ陸軍本部長のリチャード・M・バー中将を公式に招待した。

 バー中将を市ヶ谷駐屯地、朝霞駐屯地、習志野駐屯地に招き、懇談や概況説明、部隊訪問などのプログラムを通じて、日豪陸軍種トップ間の関係強化を図った。

岸防衛相が独フリゲート「バイエルン」を視察

 ◯岸防衛大臣は、東京国際クルーズターミナル(江東区青海)でドイツ海軍のフリゲート「バイエルン」を視察した。

 視察後、岸大臣はドイツの駐日大使、ドイツ連邦軍総監とともに共同記者会見に臨み、今後の日独の関係強化などについて語った。

「バイエルン」の任務については、ドイツ大使館がツイッターで詳細を説明している。

Twitter: @GermanyinJapan tweet

twitter.com

井筒空幕長が米シンクタンクのセミナーで発表

 ◯日本時間の5日午後9時から10時の間、スティムソン・センター主催のオンラインセミナーが開催され、航空幕僚長の井筒空将がパネリストとして参加した。

 スティムソン・センターは、安全保障問題に関する研究や提言で豊富な実績のある米国のシンクタンク。約30年の歴史を誇り、米国で最も影響力のある研究機関の一つと言われている。

 井筒空幕長は、ゲストスピーカーとして、「航空宇宙領域における将来の日米防衛協力」のテーマで発表も行った。

ドイツの連邦軍総監、海軍総監が岸防衛相を表敬

 ◯岸防衛大臣は、ドイツのツォルン連邦軍総監、シェーンバッハ海軍総監の表敬を受けた。

 岸防衛大臣は、両総監の訪日と、ドイツ海軍フリゲート「バイエルン」 の日本寄港を歓迎。「力を背景とする一方的な現状変更の試みは、アジアだけでなく欧州を含む世界共通の重大な懸念であり、このような情勢において日独の連携は重要になる」と述べた。

画像1: ドイツの連邦軍総監、海軍総監が岸防衛相を表敬
画像2: ドイツの連邦軍総監、海軍総監が岸防衛相を表敬
画像4: 防衛省・自衛隊ツイッターより
防衛省・自衛隊ツイッターより

山崎統幕長がドイツ連邦軍総監と会談

 ◯統合幕僚長の山崎幸二陸将は、ドイツ連邦軍総監エーバーハルト・ツォルン陸軍大将と会談を行った。

 会談で山崎統幕長は、日独交流160周年を迎える節目の年に連邦軍総監との会談やドイツ海軍艦艇の寄港が実現したことを歓迎。

 両者は、厳しさを増す安全保障環境について意見を交換し、共同訓練と今回の日本寄港などの成果と意義を確認した。

 また、今後の日独間の防衛協力・交流に関して議論し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日独の協力関係を強化していくことで一致した。

画像: 山崎統幕長がドイツ連邦軍総監と会談
画像3: 統合幕僚監部 報道発表資料より
統合幕僚監部 報道発表資料より

ドイツが初めて北朝鮮の瀬取りを警戒監視

 ◯防衛省は5日、国連安保理の決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対し、ドイツが警戒監視活動を行うと発表した。

 ドイツ海軍は11月中旬以降、フリゲート「バイエルン」により、東シナ海を含む日本の周辺海域において警戒監視活動を行う。ドイツの活動は初めて。

 防衛省は、「北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法でのすべての大量破壊兵器、およびあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、こうした取り組みを歓迎する」としている。

画像: ドイツ海軍フリゲート「バイエルン」(出典:ドイツ国防省) 統合幕僚監部 報道発表資料より

ドイツ海軍フリゲート「バイエルン」(出典:ドイツ国防省)

統合幕僚監部 報道発表資料より

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