【福岡】小郡駐5施設団(団長・北島陸将補)は7月15日から19日の間、103施設器材隊、305ダンプ車両中隊、団偵察班、通信班の訓練検閲を行った。
検閲で受閲部隊は、日出生台、十文字原、霧島各演習場をはじめ九州全域に展開し、使用経路などの施設偵察、中継所の開設による通信確保を行った。また、方面兵站施設としてのコンテナヤード造成や方面被拘束者収容所の構築、道路補修に必要な資材運搬、荒廃した道路の補修、河川に対する橋梁架設などの任務を行い、方面隊の全般支援に任ずる部隊として各種施設支援を完遂した。
梅雨明けの晴天に恵まれたのもつかの間、施設作業の大敵である雨の影響を受けつつ任務にあたる場面もあったが、天候に応じた作業手順の繰り上げなどによる工程の修正、排水処置を徹底。方面隊が求める施設支援の全てを所命の時期までに完了した。
5施設団は「検閲を通じて団隷下部隊、直轄班の訓練成果を評価するとともに、方面隊の作戦に寄与するため、任務遂行能力のさらなる進歩・向上を促した」としている。