志願者を海自厚木航空基地へ招待 航空部隊の魅力伝える｜神奈川地本

　神奈川地本市ケ尾募集案内所（所長・内山2空尉）は7月15日に5人、16日に7人の志願者を海自厚木航空基地の職場見学へ招待した。

　当日は厚木基地内の各部隊の支援を受け、海自航空部隊の魅力を伝えてもらった。

　管制官が勤務する運航隊では、管制塔に上がり、滑走路を一望しながら管制官の仕事について説明を受けた。厚生隊では、隊員の福利厚生内容やワークライフバランスの取り組みについて説明を受け、事務系の職種で活躍する隊員の存在に一様に驚いた様子だった。

　昼食には海自名物のカレーに舌鼓を打ち、海上自衛官を支えている料理でお腹を満たした。

　地上救難班では、大型の消防車両を見学し、隊員が使用する装備器具を背負って重さを体感。警備隊では、警備隊員による教練を見学した。また、広報資料館や4整補補給隊見学もあり、充実した職場見学となった。各部隊の隊員からは「厚木基地で待っています」と多くのエールもあった。

　見学後の参加者からは「航空部隊の存在を知らなかったので、海自のイメージが変わった」「飛行機に携わる仕事に興味が湧いてきた」と前向きな感想が多くあった。厚木基地は、米軍との共同利用基地のため、ほかの自衛隊基地や駐屯地と違う雰囲気もあり、特別な体験と感じてくれていたようだった。

　市ケ尾所は「今回の見学では、海自航空部隊での勤務をイメージしてもらえた貴重な時間だった。今後も各受験者のフォローを継続し、確実に入隊へとつなげていきたい」としている。