【鹿児島】国分駐12普連(連隊長・今井1陸佐)は6月10日から21日の間、霧島演習場と日出生台演習場で令和3年度「連隊検閲」を受閲した。
検閲では、応急出動準備、対着上陸戦闘準備、対着上陸戦闘を含む「島しょ防衛に任ずる普通科連隊としての行動」を実施した。
連隊は、10日早朝の訓練非常呼集から応急出動準備を開始。日出生台港に先遣隊を機動展開させ、主力は綿密なミッションリハーサルを実施。機動展開後は、戦闘陣地の構築、現地における戦闘予行などの対着上陸戦闘準備を推進した。
16日早朝から敵の艦砲射撃を受け、連隊は対着上陸戦闘を開始した。敵の奇襲攻撃に対しても臆することなく、情報・火力・機動、障害を連携させ、機動的に部隊を運用して流動的な戦闘を繰り広げ、一進一退の激闘の末、敵部隊を撃破。敵の日出生台港への侵攻を阻止して任務を完遂した。
12普連は「作戦間の終始を通じ、連隊長要望事項どおりに最後まで勇猛果敢に戦った12普連は、検閲で得た成果・教訓を糧に、鎮西機動師団8師団の基幹連隊たるべくさらに錬磨に励むことを改めて誓った」としている。