気温マイナス11度、調理の腕競い合う ｜上富良野駐屯地

　【北海道】上富良野駐14施設群（群長・上林1陸佐）は12月16日、同駐と上富良野町社会教育総合センターで群炊事・ラッパ競技会を実施した。群の野外炊事能力とラッパ特技保有者の練度向上、団結強化と士気の高揚を図るのが目的。創設4年目の14施設群で炊事競技会は2回目、ラッパ競技会は初めての実施。

　統裁官の上林群長は、（1）中隊炊事能力を最大限発揮して最高のカレーを作れ（2）中隊ラッパ技能の最大限発揮により勝利を勝ち取れ（3）時期的特性を踏まえ新型コロナウイルス感染対策として、3密の回避、消毒、換気を実施し、安全管理、健康管理、物品管理を徹底せよ―を要望した。

　当日、雪が降り積もった駐屯地の朝8時の気温はマイナス11度。天候には恵まれたが、炊事競技会は厳しい寒さの中で行われ、各中隊5人の選手はカレーライス、サラダ、スープを調理品目とし、腕を競い合った。

　ラッパ競技会は上富良野町社会教育総合センターで行われ、各中隊6人の選手が先鋒（4人編成）、中堅、大将として技能を競った。中隊対抗総当たり戦で、ラッパ特技保有者の21歳から52歳の隊員が熱い戦いを繰り広げた。

　厳正な審査、判定の結果、炊事競技会は301坑道中隊が、ラッパ競技会は釧路駐所在の397施設中隊が、それぞれ接戦を制して優勝を勝ち取った。

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　14施設群は「今後も群長要望事項である『日々前進』『団結・連携』を実践し、あらゆる任務に邁進（まいしん）していく」としている。

炊事競技会 優勝は301坑道中隊

ラッパ競技会 優勝は397施設中隊