岩手駐東北方面特科連隊(連隊長・香川1陸佐)は12月8日から12日の間、岩手山演習場で「1大隊実射検閲」と「2大隊訓練検閲」を実施した。
当初行われた2大隊訓練検閲では、(1)大隊長の状況判断および部隊指揮(2)大隊長を補佐し、その企図を具現化する幕僚活動(3)部隊の基本的行動および隊員の基礎動作―の3点を主要項目に、部隊の訓練練度を評価・判定した。
2大隊は、状況が急変し敵の各種攻撃・妨害が集中する中、指揮官の企図の徹底。継続的な敵情見積もり、各種装備の機能を最大限活用するなど、一丸となって任務を完遂した。
2大隊検閲後に1大隊実射検閲を実施。岩手山から寒風が吹く厳しい状況だったが、1、2大隊とも野戦特科精神を堅持し、各隊員は迅速・確実な射撃動作により、持てる力を存分に発揮して射撃任務を完遂。自隊の練度を確認した。
東北方特連は「検閲で得た教訓を資とし、今後も継続して練度の維持向上に努め、東北の火力戦闘部隊の要としてさらなる精強な部隊の育成を図っていく」としている。