【大阪】八尾駐(司令・藤田1陸佐)は10月25日、同駐創立66周年と中部方面航空隊創隊58周年の記念行事として「エアーフェスタYAO2020」を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般開放はせず、招待者と関係者だけが参加した。
オープニングセレモニーでは、執行者の藤田司令と八尾自衛隊協力会会長がUH1J多用途ヘリコプターで登場。部隊が整列しての式典、祝賀会食、大型ヘリや戦車の体験試乗は中止したが、陸自ヘリ16機による観閲飛行、中方音楽隊による演奏、3偵察隊によるオートバイドリル、ラッパ特技者による吹奏、格闘指導官による格闘展示などのアトラクションが行われた。
その後、UH1J多用途ヘリとAH1S対戦車ヘリの飛行展示、模擬戦闘訓練が披露され、航空機などの装備品も展示された。
前日の総合予行は、隊員家族、駐屯地周辺住民のほか、地本と連携して募集対象者を招き、本番同様の展示を実施した。
八尾駐は「規模を縮小しての開催だったが、予行、本番両日ともに盛会となり、関係団体や地域との連携を深めたほか、募集対象者には例年よりも間近で部隊の精強な姿を見てもらい、心をつかむことができた」としている。