和歌山地本(本部長・中尾事務官)は10月7日、304水際障害中隊(和歌山駐)の支援を受け、海南市立第3中学校の1、2年生120人に対し、防災実技教育を実施した。
生徒たちは5個グループに分かれ、ロープワーク、土のう作業、患者搬送、救急法、人命救助システムなどをローテーションで体験。終始真剣な表情で取り組んでいた。同中には、今回支援した隊員の子息が通っており、当日は隊員が登場して対面するというサプライズで生徒たちを大いに沸かせた。
講話では、「防災への備え」として、日頃からの準備の大切さや災害時に注意すべきことなどをスライドを使って分かりやすく説明した。
生徒からは「学んだことを今後に役立てたい」「(被災時に)服で人を運べるとは思わなかった」などの感想があった。
和歌山地本は「防災意識の向上と自衛隊に対する理解を深めるため、県内の中高生に対し積極的に防災教育などを実施していく」としている。