【北海道】真駒内駐52普連(連隊長・坂口1陸佐)は9月20日から23日の間、北海道大演習場で第15回即応予備自衛官招集訓練(第2次連隊射撃野営)を実施した。

 訓練では、各種装備火器の射撃のほか、重迫撃砲中隊の実射検閲を実施。射撃野営では、各中隊長がそれぞれ各種射撃火器の担任官となり、常即一体となった連隊混成での編成で81ミリ迫撃砲、87式対戦車誘導弾、重機関銃、指向性散弾などの射撃と実爆を行い、練度向上を図った。

 実射検閲を受閲した重迫撃砲中隊は、陣地占領命令下達後、迅速な陣地占領、射撃準備、精度の高い射撃を実施。統裁官の坂口連隊長の要望事項である「これまでの訓練成果を遺憾なく発揮せよ」を実行し、見事な3者連携(前進観測・射撃指揮・砲側)を見せた。

 52普連は、年度当初からの練度の積み上げにより、精度・速度ともにほぼ満点をはじき出し、実射検閲では創隊以来初の「優秀」の評価を獲得した。

 優秀隊員に選ばれた即応予備自は、「これからも練度の向上に努め、中隊の即戦力となれるよう励んでいく」と話していた。

画像1: 即自招集訓練、創隊以来初の「優秀」評価|真駒内駐屯地
画像2: 即自招集訓練、創隊以来初の「優秀」評価|真駒内駐屯地
画像3: 即自招集訓練、創隊以来初の「優秀」評価|真駒内駐屯地

中隊実射検閲に参加して/小山 里絵即応予備2陸曹(真駒内駐屯地第52普通科連隊 重迫撃砲中隊)

 私は平成19年度から、11普連で重迫撃砲射撃に関して必要な知識・任務を全般的に学んできました。

 平成26年度より、改編に伴い52普連重迫撃砲中隊所属となり、私たちも実際に射撃を実施していくと聞いた時、胸が高鳴ったのを今でもはっきりと覚えています。

 訓練を重ねていく中で、昨年度は妊娠中にも関わらず、中隊の協力・配慮により縮射弾・実射の訓練に参加することができ、今年度2回の実射訓練を経て、この度の実射検閲に挑めることとなりました。

 本番では、中隊は「優秀」の評価を獲得。私は未熟ながらも今の自分の力を最大限に出し切り、「優秀隊員」として表彰されました。

 前部隊で教わったことを生かし、現部隊で射撃指揮班としてさらなる指導を受け、理解から実践につなげられた結果であり、心より感謝するとともに、大変光栄に思います。

 これからも練度の向上に努め、中隊の即戦力となれるよう励んでいきます。

画像: 小山 里絵即応予備2陸曹

小山 里絵即応予備2陸曹


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