【東京】陸自教育訓練研究本部(本部長・田中陸将)は9月3日から9日の間、田中本部長を担任官として矢臼別演習場(北海道)で令和2年度北海道訓練センター(HTC)第2次運営を実施した。
運営は今年3月以来、訓練評価支援隊新編後2回目。陸上幕僚長の湯浅悟郎陸将が視察した。
統制官で訓練評価支援隊長の山下1陸佐は、状況開始に先立ち実施された統制センター編成完結式で訓示。その中で、(1)実動対抗演習が最大限の成果を獲得できるよう統制を実施せよ(2)自己の任務・地位・役割を踏まえて積極的に行動せよ―を要望した。
攻撃部隊として10師団の33普連(久居駐)を基幹とする33戦闘団、防御部隊として5旅団の6普連(美幌駐)を基幹とする増強6普連が参加。普通科連隊を基幹とする諸職種協同に係る練度向上を図った。
陸自教育訓練研究本部は「第1次運営で得られた教訓を深化させ、AH1S対戦車ヘリコプターの実機参加や、空自による近接航空支援(CAS)の様相も取り込み、運営の実戦的要素をさらに高め、現代戦の実相に近い環境を構築した」としている。
◆関連リンク
陸上自衛隊 教育訓練研究本部
https://www.mod.go.jp/gsdf/tercom/index.html
陸上自衛隊 第10師団
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/
陸上自衛隊 第33普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/butai/33i/
陸上自衛隊 第5旅団
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/
陸上自衛隊 第5旅団 - 第6普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/6i/00_6i.html