【宮崎】都城駐43普連(連隊長・中尾1陸佐)は6月21日、同駐体育館で自衛官候補生53人の修了式を挙行した。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、隊員のみで行った。
修了式では、都城駐音楽隊の演奏に合わせて国歌斉唱が行われ、その後、自候生たちは新たな任地の告達を受けた。連隊長褒賞は梶原裕一郎自候生、射撃優秀は渡邊隆広自候生、体力優秀は永野友己自候生がそれぞれ受賞した。
中尾連隊長は「初心を忘れず、また家族や同期、教えてくれた班長と班付に対して感謝の気持ちを忘れないように」と激励した。
自候生代表の甲斐健斗自候生は「節度と統制を念頭に、自衛官として基礎的な知識と技能を修得できた。これで自信をもって特技課程教育に臨める。今後は連隊長の要望事項を肝に銘じ、切磋琢磨(せっさたくま)・一致団結し、真に役立つ隊員になるために日々精進することを誓う」と答辞を述べた。
梶原裕一郎自候生は「自衛官として時間厳守の大切さを学んだ。この3カ月間、つらくも楽しくもあったが、同期とともに乗り越えられてよかった。後期教育も新たな同期と切磋琢磨して助け合いながら頑張っていこうと思う」と語った。
都城駐43普連広報班は「自候生は教育期間中に、組織の一員として自衛官としての団結、規律、士気を学び、戦闘訓練、射撃訓練などで必要な戦技の基本を修練した」としている。