デジタル版の新連載「I♡JSDF(アイ・ラブ・ジェーエスディーエフ)」。この記事は、自衛隊が好きでインターネット等で活動している様々な対象者をインタビュー取材し、その活躍を多くの皆さんに知ってもらおう!という企画です。ゆる~い雰囲気で続けていこうと思いますので、気軽にお楽しみください。新企画の第1弾は「元自衛官のYouTuber」として活動しているAIRIさん。こう見えて彼女、実は○○なんです!?

陸上自衛隊に4年勤務していました

-新企画の取材のお願いにご快諾いただき、ありがとうございます。

AIRIさん:いえ、こちらこそありがとうございます! 第1弾に選んでいただき、とても光栄です。

-早速ですが、AIRIさんは元自衛官とのことですが、簡単に経歴を教えていただけますか。

AIRIさん:はい。陸上自衛隊に自衛官候補生で入隊し、自衛官として2任期(4年間)を満了して退職しました。現在は23歳で、北海道に住んでいます。

-どうして自衛官を目指したのですか。

AIRIさん:高校時代に"のらりくらり"していた私を見かねて、父が自衛隊を勧めてくれたからでしょうか(笑) あ、こういうときって「国防に携わりたくて!」とか答えた方が良かったですか?

-いえ、大丈夫です(笑) お父さんは自衛隊に理解のある方なんですか?

AIRIさん:実は現役の自衛官なんです。父は昨年の台風19号のときも北海道から福島に災害派遣に出動していました。高校3年生の時に「自衛官になる」と伝えたときは、とても喜んでくれたと思います。父は、すぐに地本の方に連絡を取ってくれたりと、さすが自衛官って感じでした。地本の広報官の方もとても親切にしてくれたので、入隊に向けて不安はありませんでした。

現役の頃の思い出は?

-現役の頃を振り返ってみていかがですか?

AIRIさん:私は運動が苦手だったので、教育隊の頃は大変でしたね。でも個人の体力に合わせて指導してくれたので、着いていけました。で、気づいた頃には課題クリアが出来ちゃっているっていう。よくできていますよね、あの教育システム(笑)

-訓練は大変でしたか?

AIRIさん:国や命を守る仕事なので、真剣に臨まないとケガをしてしまいそうな場面もありました。私は地元北海道の駐屯地に勤務していたのですが、初めての冬の演習で防寒対策の知識もなく、防寒対策をしないで行ったら凍傷になりかけました(笑)

-いやいや、笑いごとではないですって!

AIRIさん:甘く見ていた私が悪いんです。ちゃんと上官や先輩のアドバイスを聞いておけば良かったと反省しています。普通は準備や装備品までしっかりと教えてくれるんで、大丈夫です。

-だったら安心ですね。現役の頃には災害派遣には出動しましたか?

AIRIさん:2018年9月に発生した「北海道胆振東部地震」の時に現役隊員でした。私は現場には行かなかったのですが、部隊で後方支援などを行っていました。災害は突然やってくるということを身をもって体験し、「今までは助けてもらう側の立場だったけど、今は私は皆さんを助ける立場なんだ」と強く実感するようになりました。

-お仕事で嬉しかったことはありますか?

AIRIさん:駐屯地の創立記念の際、声をかけてくださった家族の方に「一緒に写真を撮ってほしい」とお願いされ、その時にお子さんに「かっこいい!」と言って頂けたことです!

画像: モデルとしても活躍できそうなAIRIさん

モデルとしても活躍できそうなAIRIさん

Youtube活動の目的は?

-いま、なぜYouTuberとして活動されているんでしょうか

AIRIさん:私は任期満了で次の道を歩み始めましたけど、もちろん自衛隊が今でも好きで。弟に勧められたのもあって、YouTubeを始めてみました。動画を通じて、「自衛隊ってどんなことをするのかな?」と少しでも自衛隊に興味を抱いていただけたら嬉しいなと思っています。

-某掲示板で「本田翼さん似の元自衛官YouTuberがいる」って話題になっていましたね

AIRIさん:ありがとうございます。内容はどうであれ、こんな私のスレを立てて頂けるなんて嬉しかったです。話題になることは、より多くの人に見てもらえるチャンスだと思っているので。

-だけど簡単にYouTubeって始められるんですか?

AIRIさん:始めるにあたっては、弟が手伝ってくれたんですよ。一時期弟も動画を投稿していたので、その点は安心でした。だけど、自分で編集を始めるようになってからは、とにかく時間がかかって。いつしか私の動画は深夜のアップロードが定番になっちゃった時期もありました(笑)。今は編集を手伝っていただける方を募集したりと、子育てと両立しながらやっています。

-え、今なんて?子育て?

AIRIさん:別に隠しても無いんですけど、ママなんです、私。やりたいチャレンジも色々あるんですが、もちろん子育てもちゃんとしたいな、って。だから今年は少し動画のアップロードの間隔が空いちゃう時期もありました。

-お子さんとの時間も大切にうまく両立してくださいね。オススメの動画はありますか?

AIRIさん:やっぱり女性自衛官だったこともあって、いろいろ裏トークをさせてもらった動画でしょうか。再生回数も一番多いです。

画像: 【自衛隊】女性自衛官だった時の話します。笑 youtu.be

【自衛隊】女性自衛官だった時の話します。笑

youtu.be

-現役だった人のリアルな声は、これから入隊を考えている人には参考になりますよね。忖度もないし(笑)

AIRIさん:はい。私は父からいろいろ聞くことが出来ましたけど、普段自衛隊のことに触れることの無い人は、就職先として選択肢にも上がらないことも多いんじゃないかなって。メリットやデメリットなんかもちゃんと伝えることで、入隊を考えてくれるきっかけになったら嬉しいですね。今後も父に怒られない程度にぶっちゃけようと思います(笑)

これからのこと

-これからの目標や、直近の目標はありますか?

AIRIさん:今年挑戦しようと思っていたことがあったのですが、2人目を妊娠したので、現在は保留になりました。ちなみに、まだ挑戦の内容は秘密です。

-え!2人目もご予定があるんですね。おめでとうございます。

AIRIさん:ありがとうございます。だからまた少し間隔は空いちゃうかもしれないけど、自衛隊だけでなく、一人のママとしても興味を持ってもらえるような動画を作っていきたいなと思います。あとは、チャンネル登録者数を1万人突破することと、自衛隊の公認にしてもらうことです(笑)

-公認とは大きく出ましたね。地本には広報大使っていう制度もあるから売り込んでみては?

AIRIさん:そうなんですね!じゃあ「ママは元自衛官」として売り込みたいんで、紹介してもらえませんか?(笑)

-ええっと(汗) あ、この記事は地本や部隊の広報担当の方も読んでくださっていると思うから、アピールしてみたら?

AIRIさん:わかりました! AIRIです!今後も少しでも自衛隊に興味を持っていただけるようにたくさんのことを発信していければいいなと思っております! 新しい挑戦もして行けたらと思っておりますのでそちらの方も楽しみにしてください!! YouTube、twitter、Instagramもやっていますのでそちらの方も登録していただけると嬉しいです!

-きっと広報の方から連絡ありますよ! 最後に。この企画の恒例にしようと思っているんですが、AIRIさんの活動の最終目標を叶えたときの階級が「将」だとしたら、今のご自身はどれくらいの階級だと思いますか?

AIRIさん:なんですかその質問(笑) そうですね、まだまだ未熟者ですので、1士の成り立てくらいでしょうか…(笑) まずは早く曹になれるように頑張りますっ!

-何より今はお身体がイチバンですので、無理をなさらず頑張ってください。ありがとうございました。

 元自衛官でYouTuberのAIRIさん。とにかく明るくご対応いただいたことが印象に残りました。北海道地区の自衛隊公認の広報として、近く各地本の争奪戦が始まるかもしれませんね。スターになったら、ぜひ凱旋インタビューも受けてくださいね、待ってますよ~。




 今回より連載を開始した「I♡JSDF」。いかがでしたでしょうか。取材の対象は「自衛隊が好きで、自衛隊を広めるための活動をされていること」「ネットメディアでも活動されていること(SNSを持っていれば大丈夫です)」。この2点です。

 YouTuber、タレントさん、芸人さん、twitterやInstagramのインフルエンサー、個人のSNSアカウントで活動されている現役の自衛官さん、防衛・駐屯地モニター、募集相談員の方、家族会や隊友会、自衛隊協力団体の皆さん、自衛隊グッズの販売店さん、防大・防医大の学生さん etc…。

 自薦他薦は問いません。フォロワー数やチャンネル登録者数に自信が無くても構いません。むしろ明日のスターを目指す方々を積極的に取り上げたいなと思っています。もちろんお金なんて取りません。気になった方には編集部の方からもDM等で取材のお願いをさせていただきますが、ぜひ我こそは!という方がいらっしゃいましたら、こちらのフォームよりご応募ください。ただ、どちらかに所属されている方は、権限者の許可を得ておいてくださいませ。

 もし応募者多数の場合は、順番待ちや厳選をさせていただくこともあるかもしれませんが、当メディアは一方的に記事を配信するだけでなく、自衛隊を盛り上げようとされる皆さんが気軽に集まるコミュニティを目指しております。

 皆さんの一人ひとりの声援のおかげで、このようなメディアを運営させていただいていることを決して忘れず、真摯に対応させていただきますので、ぜひお気軽にご応募くださいっ。

 では、次回をお楽しみに。とりあえず軌道に乗るまでは、不定期連載です~。


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