【北海道】幌別駐13施設群(群長・畠山1陸佐)は6月1日、油種判別教育を実施した。対象は、3月に同群に転入した隊員と若年隊員の合わせて7人。燃料の取り扱いに関する能力向上を促し、燃料に起因する火災事故、器材の故障などの未然防止を図るのが狙い。
隊員たちは、屋外の多目的広場で燃料の種類、用途、性質、携行缶の表示要領に関する基礎的事項などを学ぶとともに、燃料誤給油による火災事故の事例から、その危険性について認識を深めた。
その後、ガソリン、軽油、灯油の3種類の燃料を使い、限られた条件で判別する実習に臨んだ。目隠しをした隊員は、においのみで油種を判別したほか、色による判別にも挑んだ。
実習を受けた隊員は、「色の違いは分かったが、目隠ししてにおいを嗅ぐと、においが似ていて分かりづらかった。夜間でも判別できるようにしたい」と話していた。
13施群は「引き続き、時期的特性を捉えた適時適切な教育指導を行い、隊員の燃料取り扱いに関する意識と任務遂行能力の向上を図っていく」としている。