【京都】福知山駐修親会(会長・小野田1陸佐)の会員38人は3月22日、同駐射撃場近くにある大原神社参道入り口の「桜地蔵」前にあった橋の復旧ボランティアを行った。平成30年7月の西日本豪雨で橋が損壊し、室(むろ)自治区の住民が困っていると聞いた同会が、復旧作業を申し出た。

 会員たちは、川幅約10メートルの両岸に丸太を渡すため、まず長さ約20メートルの大杉5本を伐採。1本約400キロの丸太を人力で川べりまで運んだ。続いて施設作業小隊長やレンジャー教官らが丸太の端にロープを巻き付け、対岸の木に設置した滑車で丸太を引いた。5本目の丸太が対岸に架かると、拍手が沸き起こった。

 福知山駐修親会は「室自治区はレンジャー訓練をはじめ、山地機動や部隊通信などで使用する地域。射撃場は歩兵20聯隊から120年以上使用し、近年は住民の理解により米陸軍の訓練にも使用され、日本の防衛や日米の安全保障に寄与してもらっている。今回の協力で、わずかながらでも感謝を伝えることができた。一緒に汗を流して建てた桜地蔵の丸太橋を地元との心の懸け橋とし、後世に伝えていきたい」としている。

画像1: 修親会が西日本豪雨で損壊した橋を復旧|福知山駐屯地
画像2: 修親会が西日本豪雨で損壊した橋を復旧|福知山駐屯地
画像3: 修親会が西日本豪雨で損壊した橋を復旧|福知山駐屯地
画像4: 修親会が西日本豪雨で損壊した橋を復旧|福知山駐屯地

◆関連リンク
陸上自衛隊 福知山駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/fukuti_7i/fukuti.htm

修親について|修親|修親刊行事務局
http://www.shushin.jp/rekisi.html


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