【宮崎】都城駐43普連(連隊長・中尾1陸佐)は11月25日から3月19日の間、「8師団部隊格闘指導官集合訓練及び集合教育」を担任した。1中隊長の甲斐1尉を担任官とし、師団内外の上級格闘指導官と部隊格闘指導官の隊員27人が指導部を編成。部隊格闘指導官の資格保有隊員の資格更新集合訓練と、新たに資格者取得を目指す隊員の集合教育を実施した。
集合訓練は2回に分けて行われ、参加した57人全員が無事に資格を更新した。
一方、集合教育の受講予定者は当初69人だったが、練度を見極めて選抜された37人が約2カ月間の厳しい養成訓練に臨んだ。隊員たちは課業外も自主的に応用技術などの錬磨に励み、全員が認定試験に合格。新たな部隊格闘指導官となった。
主任教官を務めた本管中隊の牧野2曹は「隊員は、格闘に必要な技術と知識の習得だけでなく、メンタルも鍛え、プロフェッショナルな戦士として一回りも二回りも成長できた」と述べた。集合教育に参加した43普連1中隊の大友2曹は「格闘指導官としてのあるべき姿を学ぶことができた。今後は部隊のさらなる精強化のため後輩育成に日々精進していく」と誓っていた。