青森駐5普連自候生課程教育隊(教育隊長・濱野2陸佐)は2月17、18の両日、八戸駐と八戸演習場で25キロ行進訓練を実施した。基礎的動作の修得や体力、気力、忍耐力の向上が目的。
17日の隊容検査では装具や入れ組品を点検、健康状態や行進訓練に臨む意気込みを確認した。自候生たちは、過去の10キロ行進訓練の隊容検査での指導事項を教訓として、物心両面を是正して万全の態勢で訓練に臨んだ。
18日午前8時30分、1班長を先頭に約20キロの背のうと小銃を装備して行進を開始した。この日の気温は0度。晴れから風雪へと変わり、体温が低下して体力を消耗する過酷な状況下、自候生たちは雨衣を着用するなどの防寒処置を施し、隊列を組んで黙々と前進した。後半、疲れが見え始めたが、班長の激励に支えられ、午後4時30分に16人全員が完歩した。
自侯生の一人は「10キロでもつらかったのに2倍以上の距離で、完歩できるか不安だった。前回の教訓を踏まえて物心両面の準備をしっかりしたため、前より楽に歩くことができた」と語った。
5普連は「自候生たちは日頃の体力練成の重要性を認識するとともに、同期との絆を深め完歩した達成感を感じたようだ」と話している。