三重地本(本部長・鹿子島1陸佐)は11月24日、鳥羽市相差町で行われた旧海軍駆逐艦「春雨」107周年供養祭を支援した。
第6代防衛大臣の浜田靖一衆院議員をはじめ、鈴木英敬県知事や鳥羽市長ら多くの来賓や地元の水交会、隊友会、防衛協会の会長らが参列し、供養碑に献花した。
供養祭は、伊勢地域事務所の広報官による艦旗掲揚で開式。訓練のため参列できなかった護衛艦「はるさめ」艦長の鵜川尚丈2陸佐の「追悼の辞」を地本広報・渉外班長の淺川孝1海尉が代読した。
主催者の相差町内会長は「相差町が一体となり、先人の勇気ある行動を連綿と語り継いでいきたい」と述べた。
三重地本は「史実に基づく地域の伝統行事を支援するとともに同町との連携強化を図り、防衛基盤の拡充に努めていく」としている。
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明治44年11月24日、旧日本海軍駆逐艦「春雨」は相差町の沖合いで嵐のため座礁。相差村民が決死の救助で乗組員27人の命を救ったが、海軍中佐の大滝駆逐艦隊司令や児玉艦長ら44人が殉難した。
相差町では、翌明治45年から毎年、供養祭を実施。44柱の英霊の慰霊とともに、村民の勇気ある行動を後世に伝え続けている。
◆関連リンク
自衛隊 三重地方協力本部
http://www.mod.go.jp/pco/mie/
海女と漁師のまち 相差(おうさつ) 町内会 「駆逐艦 春雨について」
http://www.toba-osatsu.jp/ousatu_hoshininare.php