陸自対馬警備隊(隊長・大倉1陸佐)は、1月28、29日の両日、対馬射場で射撃競技会を実施した。
89式小銃の至近距離射撃と化学攻撃を想定した防護マスク装面時における応用射撃を実施し、総合戦闘力の最大限発揮に必要な基盤となる練度向上、警備隊の士気高揚と団結強化を図るのが目的。参加したのは約350人。
大倉隊長は、1.一発必中、一撃必殺 2.一致団結 3.安全管理―を要望。隊員を代表し、後方支援隊の中路陸士長が「常在戦場の精神を胸に抱き、全弾命中を目標に、平成最後にふさわしい競技会にします」と宣誓した。
至近距離射撃の部は、的の中に不規則に一撃必殺目標が設けられ、異なる射距離に移動しながら、それぞれの距離で特定部位に対する射撃を実施。隊員たちは練成の成果を発揮した結果、満点の射手が続出した。
防護マスク装面時の応用射撃では、ほとんどの隊員が気密点検を制限時間内に終え、平常心で射撃能力を発揮した。総合優勝は普通科中隊となった。
広報班は「隊員が射撃練度向上のために一所懸命に取り組んだ成果が見られ、日本海の防波堤となり対馬の防衛・警備に任ずる対馬警備隊の任務遂行能力の向上に資する射撃競技会となった」としている。
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