　別海駐（司令・吉野2陸佐）は7月6日、「地域と共に」をテーマに創立54周年記念行事を開催した。鈴木貴子防衛大臣政務官や曽根別海町長らの来賓、地域住民約700人が訪れた。

　記念式典で吉野司令は協力団体や地域住民、各自治体首長、同駐のOBらの支援に感謝した上で、「隊員は地域と共に成長し、地域に貢献できる人材でもあり、皆様の期待に応えるよう、より高みを目指し努力する」と誓った。

　観閲行進は、27普連3中隊長の崎田3佐を指揮官に5戦大（鹿追駐）や5飛隊（帯広駐）の支援を得て威風堂々の行進を披露し、道東部隊自衛隊の威容を示した。引き続き、5音楽隊の演奏、5偵察隊によるオートバイドリルの妙技が披露され、観衆から大きな拍手と喚声が起こった。訓練展示ではUH1Jヘリコプターの偵察飛行、戦車や装甲車による迫力の戦闘行動を展示し、最後に戦車、歩兵部隊が共に突撃する戦車先導突撃を披露した。

　イベント会場では模擬売店や子供広場が人気となり、戦車の体験試乗には長い行列ができた。一方、祝賀会食では各市町旗のほか、出身隊員を紹介し、地域との一体化を図った。