沖縄地本(本部長・松永陸将補)は、8月21、22日の両日、那覇駐と空自那覇基地で「沖縄パワーアドベンチャー」を開いた。このイベントは、沖縄県の若者に自衛隊の任務や活動への理解を深めてもらうとともに、自衛隊の魅力を知ってもらうのが狙い。参加したのは118人。
地本は今回、従来の「研修する」から「体験する」をコンセプトにした企画を実施。初めて在日米海兵隊の協力を得て水陸両用車AAV7を展示するとともに、陸海空自の概要説明で、職種の内容や米軍との共同訓練を紹介した。装備品体験では陸海空自合わせて16種類の装備品を用意した。若者たちは整備工場や医務室などの職場を見学したほか、音楽隊の演奏や南極の氷体験、陸自のCH47輸送ヘリコプターの体験搭乗で自衛官の仕事への理解を深めていた。
若者たちは宿泊組と日帰り組に分かれた。宿泊組には石垣島や宮古島からの参加者もいた。宿泊組は、朝9時に受け付けを終えると迷彩服に着替え、ラッパで就寝・起床するなど自衛官の1日の生活をそのまま体験。移動はすべて高機動車で行った。食事は陸海空すべての食堂を体験し、特に海自カレーは「お店で食べるカレーよりおいしい」と好評だった。
若者たちは「どうすれば自分の希望する職種で仕事ができるのか」などと質問。女性からは「女性は自衛隊で、どのような職種で活躍しているのか」「女性でもパイロットになれるのか」などの質問があり、丁寧な説明を聞くと、「職種、進路の選択肢が広がった」と話していた。
沖縄地本は「これからも多くの募集対象者が自衛隊に入りたくなるようなイベントを開催していく」としている。
◆関連リンク
自衛隊 沖縄地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/okinawa/okinawa1/honbucho.html
航空自衛隊 那覇基地
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