2019年春入隊した「自衛官候補生」にインタビュー!

岡本 道留・番(おかもと みちる・ばん)
26歳 航空自衛官候補生 熊谷基地第2教育群第1教育大隊第12中隊 神奈川県川崎市(2019年5月22日当時)

どうして自衛官になろうと思ったのですか?

 自候生になる以前、コンビニや飲食店でのアルバイトをしながら漫画を描き、仕上げた作品を出版社に持ち込んで漫画家デビューを目指していました。結局、何年も描き続けましたがデビューはかなわず、漫画家になる夢をあきらめました。それまでアルバイトという身分と昼夜が逆転するような不規則な暮らしをしていたため、生活は安定していませんでした。そんな自分に決着をつけて漫画家の夢の次に何か新しいことをしようと考えた時、20歳代半ばの自分が挑戦できる自衛隊に心が向きました。規則正しい集団生活の中で心身を改めて鍛え直し、地に足を着けた生活をしたいと考えて、入隊を志望しました。

どんな自衛官を目指していますか?

画像1: 【自候生インタビュー9弾】漫画家志望から一転、航空管制官を目指す

 自衛隊の仕事は陸海空3自衛隊のどの職種においても、困難な状況でも自らを見失うことなく、常に与えられた職務を全うする責任感を持ち続けなくてはならないと思っています。私の父は米国人で、私は日本語以外に英語も話します。得意な英語力を生かせる業務に就きたいと思い、航空管制員の職種がある航空自衛隊を希望しました。航空管制員には英語の能力が必要不可欠で、とてもやりがいのある職種だと思っています。冷静さと決断力が求められる職務なので、そうした能力を養っていく努力を惜しまずに、向上心を持ち続け、パイロットから信頼される航空管制員になります。

これまで頑張ってきたことは?

 性格的には1人で物事を行うことが好きです。だからと言って集団生活に馴染めないということはなく、同期の自候生と年齢に関わらず教え合い、作業を協力し合い、切磋琢磨し合っています。自候生は体力面や時間に追われる生活になるだろうと予想していたので、自候生試験の半年近く前から自宅の近くをジョギングし、運動不足の解消と基礎体力づくりに励みました。「千里の道も一歩から」という言葉が好きで、何事にもコツコツ取り組んで夢に向かってきました。子供の頃からの漫画家になりたいという夢はかなえられませんでしたが、常に夢を持ち、その夢に向かってひたむきに生きてきた自分を誇りに思っています。

どこの地方協力本部で、どんなサポートを受けましたか?

 まず、インターネットで神奈川地方協力本部のホームページにアクセスして資料請求しました。後日、神奈川地本の広報官から連絡があり、横浜市内の神奈川地本を訪ねて陸海空3自衛隊の概要をはじめ、入隊後の生活、給料や福利厚生などの説明を聞きました。入隊意志を伝えてからは、試験の手続きや応募書類の作成方法などの説明のほか、過去問対策や作文の添削などの指導を受けました。面接の練習もしてもらい、試験に向けて不安要因が生じないよう万全の態勢で臨めるように手厚くサポートしてもらいました。おかげさまで試験日を落ち着いた気持ちで迎えることができました。

休日の過ごし方は?

画像2: 【自候生インタビュー9弾】漫画家志望から一転、航空管制官を目指す

 訓練で体力を使うので、休日の土日はできるだけ体を休めるようにしています。基地外に外出することも楽しみではありますが、必ずしも毎週末に外出はせず、翌週の訓練や課業の準備をするほか、習った箇所の復習や確認を行っています。毎日行っている靴磨きや制服のアイロン掛けも、週末だと落ち着いた気持ちでできるので好きです。今は自候生という教育期間なので、楽しむことありきではなく、訓練や課業を中心にして、自分の体に染み込むくらいに取り組みたい気持ちでいます。集団生活の中で自分のペースで使える週末の時間を有効活用し、生活全般の反省をしたり、改善点を見出しています。

これから自衛官を目指そうとしている後輩に一言!

 自候生の自分がまだ偉そうなことを言える立場ではありませんが、いま行っている訓練が必ず自分の成長につながり、決して無駄になることはないと信じています。自候生の教育課程を修了後、自衛官として定年まで職務を全うするか、あるいは任期制隊員として任期を全うして自衛隊を去るのか、今は決めていません。ただ、私は26歳で自衛隊の門をたたきました。私のように年齢を重ねている部類に入る若者で、もし自衛隊への入隊を迷っている方がいるなら、私と同じようにぜひ門をたたいてみてください。自衛隊では自分が思うよりも年齢は問題になりません。「迷うくらいならやる」という気持ちを大切にしてもらえたらと思います。

自衛隊の仕事に興味を持ったら…

画像: 自衛隊の仕事に興味を持ったら…

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自衛官募集ホームページ|防衛省・自衛隊
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